今日のテーマは糖尿病 陰陽両虚型(下消)です。
糖尿病の原因を中医学的に分類すると次の4つになります。
・肺熱型(上消)
・胃火型(中消)
・腎陰虚型(下消)
・陰陽両虚型(下消)
陰陽両虚型(下消)について
①メカニズム
慢性的な状態で陰精の不足が陽の不足にも至り陰陽ともに不足して起こる。
②症状の特徴
顔色がどす黒い、足腰が怠い、手足に力がはいらない、寒がり手足の冷え、尿量が多い、インポテンツ、無月経、閉経、舌質淡、脈沈細無力。
③食治原則
腎陰と腎陽を補う作用のある食材を摂取する。
時に腎陰の症状が強い時には腎陰を補う食材を多くする。
④主な食材
補腎陽作用のある食材:韮、胡桃、冬虫夏草、海馬、杜仲、海老、鶏肉、羊肉、雀肉、淫羊藿。
補腎陰作用のある食材:玉蜀黍、玉蜀黍の毛、黒豆、黒胡麻、山薬、長芋、桑の実、黄精、枸杞の実。