今日のテーマは目眩 肝腎陰虚型です。
目眩の原因を中医学的に分類すると主に次の5つです。
肝火上炎型
氣血両虚型
肝腎陰虚型
腎精不足型
痰濁中阻型
肝腎陰虚型
①メカニズム
体の熱を冷ます作用の腎陰がもともとたりなかったり、高熱後に腎陰が失われて肝陰の不足につながり、肝陽の熱を抑えることができないため、熱が上昇し目眩が起こる。
②症状の特徴
不眠症、夢をよく見る、動悸、手足の火照り、イライラ、寝汗、足腰が弱い、午後になると頬あたりが紅潮する、口が乾く、舌質紅、舌苔少、脈細数。
③食治原則
肝陰と腎陰を補う食材を摂取する。
④食材
黒胡麻、枸杞の実、熟地黄、女貞子、山茱黄、豚肉、鴨肉、すっぽん、牡蠣。