今日のテーマは浮腫み 腎陽虚型です。
浮腫みを原因別に分類すると主に次の6つになります。
①氣血両虚型
②腎陽虚型
③脾陽虚型
④水湿困脾型
⑤風寒犯肺型
⑥風熱犯肺型
今日はその中で腎陽虚型について説明させて戴きます。
腎陽虚型
①メカニズム
性行為過多や疲労により腎陽が不足し腎の水分代謝作用が低下し浮腫みが起こる。陰水でしかも腎は下焦に位置するために下半身に起こりやすい。
②症状の特徴
全身の浮腫みで下半身から始まることが多い。腰以下特に内踝に著しい。腰や膝が重だるく力が入らずガクガクする。手足の冷え、尿量が少なく、色は薄い。舌質淡胖、舌苔白、脈沈細弱。
③食治原則
腎の水分代謝のためにエネルギーである腎陽を補う作用のある食材を摂取する。
④食材
胡桃、冬虫夏草、雀肉、肉桂、豚腎、鯉、肉蓯蓉