好印象のポイント3
「一言でインパクトを与える!」
先日、ある経営者の方と面談することがありました。
そして最後に帰るときに「お名刺に携帯電話の電話番号が書いて
ありますが、携帯電話にかけてもよろしいでしょうか?」と尋ね
ました。
「いいですよ。僕は24時間携帯電話はあけていますから」と。
今、名刺に携帯電話の番号を入れている人が多いですね。
だからといって、無遠慮にかかってくるのは、嫌ですよね?
でも、ひとこと断ったことによって、相手にはインパクトがあり
ます。
それに実際に私が携帯に電話したとして「朝倉です」と、言った
とたんに相手の方は分かってくれます。
これが、たった一言で相手にインパクトを与えるポイントのひと
つです。
同様に、名刺にメールアドレスが書いてあります。
でも、ほとんどの人が、このメールアドレスを活用していません。
「eメールのアドレスがこちらに記載されていますが、メールは
送ってもよろしいですか?」と一言聞きます。
「いいですよ」と返事が来たとします。すると、相手には「この
人はメールを送る…」という情報がインプットされますから、心
に残るのです。
そして「メールが来るかもしれないな」と無意識に期待するもの
です。
だから、メールを受け取ったときに「やっぱり来た。言葉通りに
実行する人だな」と信用度がアップするわけです。
メールアドレスが書いてあるからといって、突然「先日はありが
とうございました」と礼状を送りつけることよりも、
一言断ることによって、好感度がアップするのです。
ときには「これは会社のみんなが読むメールだから、プライベー
トメールを教えしますよ」と言われることもあります。
そしたらシメたものです。名刺には書いてない、より深い情報を
教えてくれるのですから。
プライベート情報は、「知らせてもいい」と思う人にしか教えま
せん。
名刺に携帯電話やメールアドレスが書いてあっても生かし切れて
いない人が大勢います。
出会った人には、たった一言でも礼状を書くこと。メールでもい
いんです。これが自分を売り込む戦略です。