八虚(関節)養生法 | シンデレラダイエットのよっちゃん オフィシャルブログ
今日のテーマは、八虚(関節)養生法です。
八虚とは、八つの大きな隙間で各関節部分を言います。具体的には、四肢にある大関節(両側のわきの下、ひじの内側、腿のつけね、ひざの裏側)の窪んだところを指します。これらの部位は、病邪が進入し止まりやすい部位ですので、意識して叩くと良いのです。現代医学ではリンパと重なる感じです。
具体的には、肝は腋の窪みに、心肺は肱の窪みに、脾は大腿付け根の窪みに、腎は膝裏の窪みに滞りがちになります。
以下で、経絡名やツボ名を示す形で説明していますが、あまに気にせずに、毎日八つの関節部を叩くことを習慣にしてみてね。
①両肘の窪みを叩いて心肺の邪气を払う。
肘には、心経、心包経、肺経が通っています。この経絡の流れが妨げられると、心臓、肺に問題が生じます⇒肘にあるツボでは⇒「肺:尺澤」、「心包:曲澤」が相当します。
尺澤は、肺気の通りを良くして上火を抑えます⇒口腔系統の症状~風邪、扁桃腺による発熱、喉の腫れや痛み、便秘、腹張、口干、咳などに効果があります。
曲澤は、気を正常に下降、精神安定、泄熱、暑気あたりの諸症状に効果があります。
②両腋を叩いて、肝心の邪気を払う。
両腋を通っている経絡は、肺経、心包経、胆経、心経で、肺経に塞ぎが生じると悩みが生じがちになります。
心包経は、腋先下三寸のところ。ここに腫れ感が生じた=心包経に問題発生。
腋下には胆経も通っています。胆経に問題が生じると、心臓にも不調が現れます。
腕手指には肺経、心包経、心経が通っており、肺経⇒親指の少商穴。心包経⇒中指。心経⇒小指となります。
心包経の極泉穴:気鬱などに効果があります⇒「寛胸理気的作用」、「快速回陽」、「引血上行」膻中穴も気鬱などに効果があります⇒「喜楽は心包より生じる」
胸腺上にある膻中~免疫力を高める効果もあります。
「怒」は、肝経を滞らせます⇒両脇を叩いて瘀血を取り除くことで緩和できます。
両髀を叩いて、脾胃の邪気を払う。
両髀⇒太腿内側と小腹の繋ぎ目。太った人は痩せ、痩せた人はフックラする効果が~两髀を刺激すると健脾胃に⇒身体は自然に体重をコントロールする効果があります。
両髀を叩くと、血行が速くなり~病邪を排泄。
腹股溝(太腿付け根の内側)には気冲と冲門という婦人科系の障害に効果のあるツボがあります。又、男人科系の障害にも効果があります。
両膝後ろを叩いて腰腿予防。
「腰背委中求」⇒腰背が傷む時には、委中のツボで治療。委中が腫れる⇒腎気不足⇒膀胱経の気脈が滞る⇒腎陽虚(冷え症)に至ります。 
