知 好 楽 について 朝倉千恵子先生のメルマガ | シンデレラダイエットのよっちゃん オフィシャルブログ

「知・好・楽」

『子曰く、之を知る者は、之を好む者に如かず。
之を好む者は、之を楽しむ者に如かず。』

この出典は論語だそう。
解釈は、

「子曰く、これを知っているだけの者は、
 これを愛好する者におよばない。
 これを愛好する者は、これを楽しむ者におよばない」

朝倉が2010年11月26日のブログ
タイトル『商品に惚れること・・・』と題して、
この「知・好・楽」について書いていたが・・・。

この言葉が、改めて心に留まったのは、
先日お会いした、ある経営者が発した

「仕事を好きにさせることが肝心だ」

というこの言葉がキッカケだ。
管理職がまず目指さねばならないことの一つだと思ったのだ。

管理職は部下に、
「自ら考え、動くようになってほしい」
「指示待ちにならないで欲しい」

と望み、それを目指し、日々叱咤激励している。

そうなるためにはどうしたら・・・と
考えを及ばせたときに、

この「仕事を好きにさせること」ことが、
もしかしたら、その近道なのかもと思えたのだ。

「知・好・楽」だ。

しかし、「苦あれば楽あり、楽あれば苦あり」
という言葉が世の中にはあるように、
それは平坦ではないはずだ。

そのためには、失敗を経験させることも道の1つ。
努力させることも求めていくのも1つ。

すると次第に、自然と上達して、
結果に繋がったり他の人の役に立つことができて、
それが楽しさに繋がっていく・・・。

「マズローの欲求5段階説」ではないが、
指示待ち人間ではなく、自ら考え、動くということは、

「マズローの欲求5段階説」でいうところの、
最後の欲求、
「自己実現欲求」(自分の能力を引き出し、
創造的活動がしたいなどの欲求にあたるのだろうか。

一番高位のレベル、道近からず。

だからこそ、時に一時の感情に支配されてしまったとしても、
「何のために」、部下を誉め、注意し、時に叱っているのかを
失わずにいたい。

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(参考 マズローの欲求5段階説」)
ウィキペディアより抜粋

人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されていて、
低階層の欲求が充たされると、
より高次の階層の欲求を欲するというもの。

第一階層の「生理的欲求」は、生きていくための、
基本的・本能的な欲求(食べたい、寝たいなど)。

この欲求を充たせれば、次の階層「安全の欲求」を求め、
「安全の欲求」には、安全・安心な暮らしがしたい
という欲求が含まれる。

「安全欲求」を充たすと、「所属と愛の欲求」
(集団に属したり、仲間が欲しくなったり)を求め、

そして次に「承認(尊重)の欲求」
(他者から認められたい、尊敬されたい)
という欲求が芽生え、

そして、最後に「自己実現の欲求」
(自分の能力を引き出し創造的活動がしたいなど)
の欲求が生まれる。