想像力の育て方 | シンデレラダイエットのよっちゃん オフィシャルブログ
創造力のつくり方・育て方 

新しい時代をつくるために子どもに要求される力は、創造力です。クリエイティブな力です。
今までにないものをつくりだすという力を、子どもは持って生まれてきています。
理性教育中心で、持って生まれた時代を変える能力を顕現させることなく、従順で素直な生き方を要求され、平凡に与えられたことだけするような生き方を、若者たちはさせられてしまっています。
持って生まれた今まで誰もやったことのないことをできるという創造力を発揮し、自分の命の使命を果たして、生きていくという人生を与えてあげなければいけません。
では、どうすれば、創造的な生き方ができるのでしょうか。
創造力というのは、どうしたらできるのでしょうか。
創造力のつくり方には、2つのポイントがあります。

1.限界への挑戦

創造力をつくるための第1の原理は、「限界への挑戦という生き方」です。眠っている天分を引き出すことです。
天分を引き出すためには、限界への挑戦、今自分の持っている限界に挑戦しないと、潜在する能力がでてこないのです。
自分の限界に挑戦していると、潜在していた天分が顔を出してきてくれるのです。
今の自分の力で、どうにもならないとき「もうだめだ」あきらめてはいけません。
今の自分の力で、なんともならない、万策が尽きたとき、そこからが本番です。
今の自分の力をすべて使い果たし、それでも「なんとかしたい」と努力したとき、潜在する能力がでてくるのです。
今の自分の理性能力を使い果たし、あきらめずに「だけど、何とかしたい」と頑張ったとき、眠っていた潜在能力が目をさますのです。
そこから、本当の「俺の力で生きる」人生が始まるのです。
限界への挑戦をしないで、今自分の持っている力で、「やってみて、どうしようもなくなって、もうだめだ」であきらめてしまう。
「あきらめのいい」「あきらめのよすぎる」人生になってしまっているのです。

理性能力とは、どういう能力なのでしょうか。
理性能力とは、他人がつくった知識や技術を学習して覚え、自分のものとして使っている能力です。理性能力は、「パクリ」の能力であって、本当の自分の力ではありません。
理性で学習した他人のつくった知識や技術が、役に立たなくなって、「だけど何とかしたい」と頑張っていると、命の中に潜在している「俺の力」が湧いてきます。
そこから自分が、自分の力で生きる、という「自分の人生」が始まるのです。
そこからが、人生の本番なのだ、ということを教えてあげないといけません。
理性能力の限界が、自分の限界ではありません。
それが子どもたちに創造的な生き方をさせないで阻んでいる原因です。
理性能力は、本当の自分が出てくる前段階で、決して高度な能力ではありません。
理性では何ともならないという状況から、命から湧いてくる知恵・気づき・潜在能力が、大いなる高度な力なのです。

創造力をつくる第1の原理は、今自分の持っている理性能力で、限界に挑戦し、潜在能力に眠る天分をめざめさせることです。

2.常識で考えるのではなく、常識を考える

創造力をつくる第2の原理は、「常識で考える」のではなくて「常識を考える」ということです。常識で考えていては何も変わりません。
「常識を考える」ということは、どういうことなのでしょうか。
「これはこうするものなのだよ」と言われたら、たとえ疑わしくなくても、「本当にそうなのか」「本当にこのままで良いのか」と自分に問うことです。
常識を疑ってみる。真理を疑ってみる。本に書かれているようなことを疑ってみる。
「常識を考える」という創造的な能力をつくるための、意識的・作為的な方法です。

固定観念や先入観念を破壊して、固定観念や先入観念にとらわれないで、発想できるという力をつくっていくための方法です。
常識を疑って考えないと、「創造、創造」といいながら、固定観念や先入観念を使って創造するので、創造することができません。
まずは、固定観念や先入観念を破壊してしまうこと。固定観念や先入観念にとらわれていては、創造的な仕事はできません。

例えば、なにも疑問を感じなくても、常識と思っていることや「これはこうなんだ」と言われていることに対し、「本当にそうなのか」、「本当にこのままで良いのか」と問いかける努力をしてみることです。

30年前のニュース映像を見たら「昔は、あんなだったんだ、笑っちゃうね」となります。
真理は、ひとつではありません。真理は、時代で変わるものなのです。
百科事典に書いてあることは、今現在の真理だといわれていることです。百科事典は30年経ったら、内容は大きく変わっています。
30年経ったら今、百科事典に書かれていることは、50%が書き換えになります。あとの30%は部分的に修正しなければなりません。30年経ってもそのままで残せるのは、20%もないのです。
今現在、真理だといわれていることは、30年経ったら、80%が嘘になってしまいます。

真理といわれていることでも、どんなに確かなことでも、一度は「本当にそうなのか」、「果たしてそうであるのか」、「本当にこのままで良いのか」と疑ってみる価値はある、ということなのです。それが、学問の進歩です。
何ひとつ変わらないものはないという、信念に基づいて、どんなことに対してでも、常識を考えるという精神で接することが、創造力という力をつくるための方法です。

常識を考える習慣ができると、異和感や「なにか納得できない」、「なにかおかしい」と感じ始め、その感性に適応するようなものを、理性を使って自分がつくりだせば、それが創造になるのです。
固定観念・先入観念を破壊することによって、常識に支配されないクリエイティブな力・創造力を自分のものにすることができるのです。

現実への異和感や問題意識を持つこと、常識を考えることによって、過去や現実にしばられないで、新しい時代を発想するというような力を自分の能力として、獲得することができるのです。
これが常識を考える、固定観念を破壊するという方法に基づいてでてくる創造力になるのです。