過ぎたるは及ばざるが如し

朝倉さんのメルマガより引用

「“すぎ”てしまうと、人を傷つけてしまうことがある。
一生懸命なのも、真剣なのもいい。
けれども管理職ならばその加減を知らなければならない」と。

「一生懸命であること」や「真剣なこと」は、
とても大切で、正しい姿勢であり、
無くしてはいけない姿勢。

しかし、それは切れ味鋭い名刀のようなもの、
それだけで有無を言わせない力を持っているもの。

使い方を間違えたり、“一生懸命すぎ”てしまうと、
人を傷つけてしまうことがあるのを
覚えてほしいというのだ。

「正論を主張しすぎると運がわるくなる」と朝倉は言うが、
同じことなのかもしれない。

続けて上司は、
「正しいからこそ、正しいと信じているからこそ、
一生懸命になれる、

しかし、違う捉え方をすれば、
それは決めつけでもある」と言う。

一生懸命であることの功罪・・・。

では、どんな時に“すぎ”てしまうのか。

もしかして、それは、
「叱る」のではなく、
「怒ってしまう」時に似ているのではないだろうか。

怒りというのは、
“自分の期待や予想と現実のギャップから発生するもの”

更には
“そのギャップを埋めるために、
打つ手が見つからない時に抱える感情”

だと以前本で読んだことがある。

一生懸命だから、真剣だから、
ギャップを埋めるために打つ手がみつからないことが、
たまらなくイライラする、

だから、叱るのではなく、注意するのでもなく、
いきなり怒ってしまう、“すぎ”てしまう。

ではその解決策は・・・。

期待や予想と現実のギャップを埋める手段・方法を手にすれば。
想定内のことを増やしていけばいい。

打つ手の数を増やしていけば“すぎ”ることも少なくなるはず。

これを違う言葉で表現するならば、
「器を大きくする」ことになるのだろうか。