生理の仕組み | シンデレラダイエットのよっちゃん オフィシャルブログ
今日のテーマは、生理の仕組みです。

まず、中医学で言う腎の働きと肝の働きについて説明させて戴きます。

腎とは、単に腎臓の働きを示すのでは無く水分代謝と生殖器系とホルモン系を管理している機能で、生理には、腎精と言われる生命エネルギーの元的な物質が重要な働きをします。

 肝とは、血液の貯蔵や再生や体の生理機能等を司る機能を言います。

本題の女性の生理についてですが、ダムに例え説明させて戴きます。

 中国医学では、腎精と言われる物資が生理全体をコントロールしていると考えています。

 この腎精は、両親から受け継いだ先天的精と食事により補給される後天的精があります。

 この腎精が十分にあれば、女性の生理、つまり月経や妊娠や出産や授乳は正常に働きます。

 腎精が不足するとダムの土台が強固でないのと同じなので、不妊や閉経等の原因になります。

 月経は、ダムの門の開け閉めと同じですので、肝機能がこれを管理しています。27日前後でやってくる月経は、肝機能の働きが上手くいっていないと正常に働かないのです。

 ダムに水が必要なように、生理には、血液が十分に蓄えられている必要があります。

 この血液は、食事により作られますので、消化器系の働きをよくしておく必要があります。

 血液が不足すると月経の遅れや月経停止や不妊や授乳中の月経停止等の症状があらわれます。

 川の水を浄水するように、肝機能低下や乱れた飲食により血液が汚れます。この血液の汚れが
原因で生理痛や閉経や子宮内膜症や子宮筋腫や卵巣異常等を引き起こす引き金になります。

続いて、生理の4つの期について説明させて戴きます。

月経周期は、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期の4つに分け各期の役割は?

  ①月経期は、役割を終えた粘膜層と経血をきれいに排出する期で約5日程度です。

  ②卵胞期は、子宮内膜再生と増殖する期で、約7日程度です。

  ③排出期は、卵胞が排出して黄体に変化する期で、約3日程度です。

  ④黄体期は、栄養素に富んだ分泌液(子宮ミルク)を蓄え、受精卵を着床、養育できる態勢を整える期で、約13日程度です。

 基礎体温の変化からみると月経期から卵胞期を過ぎて排卵期までが、低温期で、黄体期が高温期と言えます。また、陰陽の関係からみると、卵胞期は、陰の増殖期で、黄体期は、陽の増殖期と言えます。

 これらをふまえて、ホルモン分泌液の変化について以下に説明させて戴きます。

 月経期になると脳の視床下部は、脳下垂体に卵胞刺激ホルモンを分泌させます。この作用により、卵胞内では、数個の原始卵胞が発育し始め月経が終わる頃には、1個の卵胞のみが成長して
卵胞ホルモンエストロゲンを分泌し始めます。
卵胞ホルモンは、血液により卵巣から子宮に運ばれ月経で剥がれ落ちた子宮内膜を再生増殖を促進します。

 卵胞が完全に成熟すると分泌される卵胞ホルモンエストロゲンが急激に増加します。
脳下垂体は、血流により察知し脳下垂体より大量の黄体ホルモンプロゲステロン分泌させます。
 この作用により、卵胞は、黄体に変わります。
黄体ホルモンプロゲステロンは、子宮内にある分泌腺を活発にし栄養素に富んだ分泌液子宮ミルクを蓄え、受精卵の着床、養育に備える態勢をとらせます。

 視床下部は、日内リズムや感情変化に合わせ自律神経を介し内臓機能を調整しますので、不規則な生活や感情の急激な変化の影響を受けホルモン分泌に悪い影響があるのです。

 上述の働き全てが正常に働く事により、生理機能も正常であり、真の意味で健康な状態となり美容も保てるのです。