今日のテーマは、ニキビ、脂性肌です。
脂肪も一種の水と考えますので、ニキビや脂性肌も水分代謝異常ととらえます。また、肥人に脾虚多しと言われ胃腸の働きが悪い為に胃腸に水分が溜まりぽっちゃりした水ぶとりになりやすいというわけです。このようなタイプは、胃腸の働きを強化すれば身が引き締まるのです。
漢方薬としては、ニキビには、清上防風湯を、水肥りで肌の弱い人には防已黄耆湯を、筋肉質の固太りには、大柴胡湯か防風通聖散をファスト選択します。
外用薬としては、サンクロン軟膏か中黄コウでニキビの赤い炎症を抑えます。
次のツボで脂肪代謝をよくします。
血海(膝の皿の内側脇から指4本分上)
陰陸泉(膝を立て脛の内側の縁を指でなどりあげた時に出来る自然に止まるクボミ)
豊隆(膝の皿の外側の縁と外くるぶしの真ん中を結んだ真ん中のやや外側)
中封(内くるぶしの前方、足の甲にあるクボミ)
生活習慣改善としては、脂系や甘味や乳製品や高カロリー食材を控え、散歩や石鹸での洗顔を行いましょうね。