頭痛は中国医学の臨床時にも多く診られる症例です。
主な原因は下記の通りです。
1.風邪によるもの
a)寒さが原因
後頭部から首筋にかけて固い痛い。悪寒がする。
b)熱が原因
頭全体が痛い。発熱がある。顔が赤い。
これらの治療は、風邪をのぞくこと。風府、風池のツボが良いでしょう。
2.湿邪によるもの
頭が重いだるい頭痛です。特に雨降りの前が痛いです。
脾の運化作用を強めることが大切です。脾兪、陰稜線のツボが有効です。
3.気血両虚によるもの
頭の中が空っぽの痛みです。おさえると気持ちが良い。
血を増やす治療が大切です。膈兪、血海は欠かせないでしょう。
4.肝陽上亢によるもの
側頭部が痛みます。イライラすると増すこともあります。
清熱が必要。足の太衝、行間、胆経の経絡で治療します。
まだありますが、書ききれなくなってしまいました。この様に様々な病因に起因するものです。
安易に、頭痛薬を飲むのではなく、お近くの日本中製薬研究会所属の薬局に相談してみてください。