息子の手術
息子の硬膜動静脈瘻の手術は夕方の四時に始まりました。
最初は2〜3時間で終わるとの事でしたが、
4時間経っても5時間経っても「手術中」文字は点灯したままでした。
深夜に近づくにつれ、一緒にいる夫と目を見合わせながら、
私達は不安で胸が張り裂けそうでした。
2箇所だったはずのシャント(動静脈の接合部分)は開けてみると6箇所以上あり、
手術は日付が変わる前にやっと終わりました。
手術室に入る前に息子のスマホと長財布を預かっていたのですが、
異様に膨らんでいる財布を不思議に思い、開けてみました。
そこには何枚もの脳神経外科クリニックの診察券が入っていました。
息子は頭に異変を感じ、何箇所ものクリニックを受診したようです。
それでも異常なしと、検査をしてもらえず、
脳出血を起こしてやっと大きな病院へ運び込まれました。
先日の記事でご紹介した間瀬翔太さん(動静脈奇形で手術)も、レコーディング中に脳出血が起きたのですが、そのずっと前から異変を感じ、病院を受診したら、
「風邪です。」と薬を処方されたそうです。
脳出血当日には別の病院で、脳出血がわかり、緊急入院したのだとか。
体調に異変を感じているから受診しているのです。
患者の声に真摯に耳を傾け、
必要な検査をきちんと行っていただきたいと切に願います。