動静脈奇形(Arterio-Venous Malformation)

 

最初、主治医は「動静脈奇形」を疑いました

 

動静脈奇形(AVM)とは動脈と静脈の間に毛細血管が介在せずナイダス(nidus)と呼ばれる血管のかたまりを介して直接結合した状態です。

 

通常の毛細血管は、血液中の動脈の圧力(血圧)が静脈にかからないよう、防波堤のような役割を持っているのですが、ナイダスにはこの防波堤の機能がありません。

 

 

この病気で手術をし、その後遺症と戦っている方の1人で、アメブロを書いておられるのがタレントの間瀬翔太さんです。

 

 

でも息子の病は動静脈奇形ではなく、硬膜動静脈瘻でした。

 

 

 

 

動静脈奇形と硬膜動静脈瘻の違いについて

 

 

 

 

本来繋がるはずのない動脈と静脈が繋がっている部分をシャントと言うそうです。

 

動静脈瘻の瘻とは穴のこと。

 

血管に穴が開いて動脈と静脈が繋がってしまっているのです。

 

動静脈瘻の前に硬膜とあるのは、この病気が頭部外傷だけではなく、銃で負傷した場合など全身のどこにでも発生することのある疾患です。

 

頭においては特に骨の内側で脳を包んでいる硬膜によく見られ,硬膜動静脈瘻と呼ばれます。