バレンタインデー
と聞くと男性なら少しは心が躍るでしょう。
私も例に漏れず心ばかりの期待をしていました 期待をすると云っても、
今の私には妻と子供達からのプレゼントを受け取るのが精一杯なの
ですが・・・
その日は家に帰るのが遅くなり、家に着く頃にはチョコレートの事も忘れてい
ました、ゴミ箱のチョコの紙くずを見て再度 バレンタイン の事を思い出
す、 家族が寝静まりかえった我が家で私ひとりだけ残り物で食事を済ませ、
次の日に「パパこれ」「あなた、はいチョコ」と言われるのを 期待しながら
床に就きました。
次の日は、22日の祭り為の準備がこれから何回かに分けてあり今日は
その初日、その為に仕事もできない状態が続くがそれも仕方が無い、
その日も朝からバタバタしていて家を後にする。
準備会場では昨日愛するひとから貰ったであろうチョコを持ってきて自慢げに
食べている輩もいた、 それを見て私もチョコの事を妻に聞くの忘れていたなぁ
なんて思いながら作業を。
夕方家に着くと小4の息子が、昨日貰ってきたチョコを食べながら ゲームをし
ていた、いくつ貰ったかを聞くと自慢するでもなく
「4つかな・・あ っ、5つかな」とコントローラーを操作している、
私が中学の頃からチョコの話が出てきた記憶があるのだが、
こんな私でも高校生の頃は最高で16個貰った経緯があり、過去の栄光を未だ
引きずっているのも確かである、 そんな私故この時期になると子供相手でも
むきになっている自分がいるのが悲 しいサガだ。
息子がゲームに夢中になっている隙に愛の手作りチョコを失敬する・・・
人の物ながら大変美味しい。息子がそれに気付き「なんだよ・・・父さんのチ
ョコは?」 と聞かれ、未だ貰っていない前日からのあらましを聞いているの
か いないのか、ゲーム中の息子に話していた、「母さんが昨日買っていた
よ」 それを聞き今晩かなぁなんて期待が膨らんだ、 食事中の会話で息子
のチョコの話を切り出しても妻は何も言ってこない、
娘たちは何処で食べたのか幾つかのチョコの品評をしている、
「ん?」頭の中でクエスチョンが並び始め、これはオカシイ・・と
食器洗いを している妻に遂にチョコの話を切り出してみる、
返事は簡単だった・・・・
「棚の上に上げておいたのに、手付けていないから要らないのかと思
って子供達(ふたりの娘)と食べちゃったぁ、なぁんだ 言ってくれれ
ばいい のに・・・・」
・・・・・・たべた?
それを聞いていた息子が小っちゃなチョコを私にくれた、美味しかった。
翌朝、ゴミ箱を見ると確かにチョコの空き箱がいい香りをさせながら 捨てられ
ていました。
父さんが高校生の頃はな ! !・・・・・・・。