今日、母が『ふき味噌』を作ってくれました。





昔は、ただ苦いだけで、ちっとも美味しく無い、と、思っていました…。





それでも、昨年亡くなった祖母が作ってくれる『ふき味噌』だけは、美味しいと思いながら食べていました。





祖母が『これを食べて、冬の間に体に溜まった毒を出すんだよ。』と、教えてくれました。




今日、母が、同じ事を言っていました。





祖母を想い出し、寂しくなりました。





祖母は、ふき味噌を作る時に、私達孫でも食べやすい様に、砂糖を多めに入れて、甘味の味噌にしてくれていました。





祖母を亡くしてから、初めて迎える春。





祖母が元気な時は、よく一緒に山菜を採りに行った事…。




思い出しながら、涙が溢れて来ました。





私の季節の中には、農家だった祖母が、必ず居るのです。





いつかは、必ずやって来る別離の時。





わかっていても、それでも、この春を…その先何回も一緒に迎えたかった…。





祖母が居ない春は、あちこちで花が開いていてもまだ、本当の春じゃない気がしています。





これから、どれだけの季節を重ねたら、祖母の居ない季節に慣れる事が出来るのか…。




今はまだ、わかりません。





いつか、涙ではなく、笑顔で、祖母の想い出を語れる日が来る事…





祖母への何よりの供養だと思っていますし、頭では、理解しています。





…でも、ばぁちゃん…。





もっと、一緒に居たかったよ…