【考察】CD『EVERAFTER』そしてc/wは何故『認めてくれなくたっていいよ』だったのか。
1) まずは公式情報
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表題曲:『EVERAFTER(M@STER VERSION)』
作詞:森由里子/作・編曲:滝澤俊輔(TRYTONELABO)、烏屋茶房。
ゲーム内イベントは2025年9月3日に披露開始。
歌唱は島村卯月・夢見りあむ・大石泉・西園寺琴歌・早坂美玲・大槻唯・森久保乃々・速水奏・的場梨沙・一ノ瀬志希。
CDはKアリーナ横浜で9月6–7日 先行販売(SACX-1115~6)。
(日本コロムビア公式サイト) -
カップリング:『認めてくれなくたっていいよ』
jewelries! 004 のシリーズ共通曲。作詞:八城雄太/作・編曲:井上馨太(MONACA)。c/w版の歌唱は、jewelries! 004 のCute/Cool/Passionの各メンバーを束ねた15人編成(乙倉悠貴、黒埼ちとせ、佐藤心、白菊ほたる、砂塚あきら、関裕美、早坂美玲、久川凪、藤原肇、松永涼、三船美優、村上巴、森久保乃々、夢見りあむ、依田芳乃)。
(日本コロムビア公式サイト)
公式でMVも公開中!(動画も色々と考察出てる様ですね)
2) それぞれの曲の意味として
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表題=“物語は続く”の宣言
“ever after”は本来「その時以後ずっと」の慣用句で、童話の結語 live happily ever after に用いられるそうです。
※おとぎ話の最後にある「以後、幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。」
しかし、この曲名は“happily”を落として“EVERAFTER”のみを曲名化することで、「終わり良ければすべて良し」よりも“めでたしの後を生き続ける”現在進行の意味に。
その、“Happily ever after”の“ever after”を題に据え、節目=終わりではなく持続という視点を前面に。10年を「到達点」ではなく、次章のプロローグとして鳴らす曲として? -
c/w=“承認がなくても進む”の覚悟
タイトルどおり、他者承認の有無に依らず歩を進めるというメッセージ。
プロデュース体験の核(推す/見つける/信じ続ける)を、アイドルとPとファンの三者に開いた言葉で言い切る。
→ 二曲を並べることで、外向きの祝祭(EVERAFTER)×内側の自己肯定(認めて〜)が“車の両輪”になる構図かと。
3) なぜc/wがこの曲なのか
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“10周年=シリーズ横断”を一枚で体現
c/wはjewelries! 004のCute/Cool/Passion 5人×3=15人を直結。
属性・世代を越えた“いまのデレマスの総体”を1曲で提示できるのは、この楽曲ならでは。表題の10人と合わせ、計25名が関わるパッケージになっており、アニバーサリーらしいスケール感を生む。 -
メッセージの“地続き”を保証
『認めて〜』は2022年のjewelries! 004期に提示された現在進行形の全体曲。
過去の定番だけに寄らず、直近の文脈で10周年を語る選択は、IPの“更新”を示すサインでは? -
作家ラインのハーモニー
表題は滝澤俊輔×烏屋茶房、c/wは八城雄太×井上馨太(MONACA)。
近年のデレマスを牽引してきた筆頭作家ラインの“共演”。
(日本コロムビア公式サイト)
4) 歌詞とキャスティングが照らす“プロデュース体験”
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『認めてくれなくたっていいよ』は「認められなくても好きでいられる」。
「見過ごしてくれちゃっていいよ 愛してる」
「見つけて出してくれたあなたには ありがとう」
「好きが重なる誰かに届きますように 歌おう」
もう、ここの歌詞で書きながらボロ泣きしてしまいました...
全ては書きませんが、この曲の歌詞は今の状況で聴くともう涙止まらなくなりました。
これは“見つけてくれた誰か”への感謝とセットで成立する
——まさにP(=ファン)との相互承認の物語。
※是非ともこの曲の歌詞カードを読んでみてください。泣けます。 -
その言葉を、jewelries! 004の三属性15人で歌うことにより、タイプ横断の“合唱=総意”に昇華。10周年を“全員で更新する”という方針が、キャスティング自体に織り込まれていると。
5) まとめ
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表題は“続く物語”の掲示。c/wは“歩み方の指針”とも読めるかも。
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二曲をワンセットにすることで、「これからも進む」×「たとえ認められなくても進む」という、デレステ10周年の理念が明確に浮かび上がるのかも。
これは、何か意味があるのではと思いまとめました。
では!