【日本百名城制覇の旅:城という名の物語】 ③高知城 高知県高知市

登城日 2008年8月11日

 

高知城、現存12天守の一つで大河ドラマ(功名が辻)の舞台

 

 

 

その壮大な姿と歴史的な価値、周辺の魅力が絶妙に融合した場所です。

その物語を紡いでいきましょう。

 

登城途中で見える天守閣

 

2008年8月11日、私は高知城を訪れました。

高知県高知市に位置するこの城は、関ヶ原の戦い後の1601年に山内一豊が築城した近世城郭です。

 

 

四重六階の天守や本丸、二の丸、三の丸などがあり、その風格と壮大さに圧倒されました。

 

山内一豊公銅像

 

 

高知城の石垣は苔むした野面積みで、時代を感じる風情が漂っています。

石垣に触れると、過去の歴史が息づいているような気持ちになりました。

所々に石垣用の排水管が設置されており、雨の多い南国にふさわしい作りだと思います。

 

石垣途中にある排水管

 

前日の今治城の直線的な城壁と違い、折れを多様した石垣の縄張りに妄想が........(笑)

 

なかなかの高石垣です

 

現在唯一の本丸御殿 

 

 

天守からの眺めは素晴らしく、高知市街や周辺の自然を一望することができます。

 

天守閣からの眺め

 

 

その景色に目を奪われながら、高知城の歴史やその役割について考えることができました。

 

元々、長宗我部氏が治めていた都市........

新しく入封した山内一豊は苦労をしたはず

 

長宗我部氏の一両具足は脅威であったはず........

 

史実として長宗我部旧臣による浦戸一揆、滝山一揆、関係者の粛清

その影響で長宗我部盛親が領国を追われて浪人になり

大阪冬の陣、夏の陣に続いていく........

1000名もの旧臣を率いて大阪城に入城、恐るべし一両具足

妄想が止まりません (笑)

 

 

 

さて妄想はほどほどに天守内部の資料館には、高知城築城工事のジオラマが展示されており

当時の様子を詳細に再現していました。

築城の過程や労力に思いを馳せながら、歴史の舞台裏を垣間見ることができました。

また完成後の全体ジオラマもあります

 

築城中のジオラマ

 

高知城全体ジオラマ

 

 

高知城の近くには県立文学館もあります。

近くの案内表示には、アンパンマンの作者であるやなせたかし先生が

描いた案内イラストがありました。

その独特なタッチと温かい雰囲気は、

高知の偉大な漫画家がさらなる魅力を加えています。

 

やなせ先生デザインの「かずとよくん」と「ちよちゃん」

 

 

 

高知城の追手門は1664年に再建されました。

その迫力ある姿は、城の厳重な防衛の歴史を物語っています。

現存12天守の中で追手門と天守閣が1枚の写真におさめることができるのはここだけです

 

追手門と天守閣(追手門が屋根だけ…笑)

 

高知城は、その歴史的な価値と美しい姿勢だけでなく、訪れる人々に様々な魅力を提供しています。

 

見事な野面積み高石垣

 

高知城の周辺には、観光名所のひろめ市場や文化施設も多くあります。

近くのグルメスポット、高知のかつおのたたきのお話しは家族旅行のブログで紹介させていただきますね

 

また、高知城へのアクセスも便利であり、交通手段に困ることはありません

。高知市内にはバスや路面電車が頻繁に運行されており、観光客にとって便利な環境が整っています。


 

高知城を訪れる際には、ガイドブックやオンライン情報を事前にチェックすることをおすすめします。

また、季節によってはイベントや特別な展示が行われている場合もありますので、それを目的にしてもいいですね

実際訪れた際はよさこいのイベントをしていました

訪れる日程を確認することも大切です。

 

よさこいイベントの参加者の皆様

 

高知城は、その壮大な姿と歴史的な背景から多くの人々に愛されています。

訪れる人々は、その迫力ある建物や風景に感動し、歴史の中に身を置いたような

体験をすることができます。

 

日本百名城制覇の旅の一環として高知城を訪れることは、

日本の歴史や文化に触れ、また現存12天守に登城できる貴重な機会です。

 

以上が、私が高知城を訪れた際の体験と感想です。

素晴らしい城の一つとして、高知城の魅力をお伝えできたら幸いです。

 

次の目的地へ向けて、旅を続けましょう。

城という名の物語は、まだまだ続いています。