中原街道と海軍道路 | どしゃ降りの雨の日に

どしゃ降りの雨の日に

朝からどしゃ降りの雨が降っている。
今日は外に出る用事がなくてよかった。
移動手段は原付スクーター。
どしゃ降りの中をずぶ濡れになりながら風を切って走る。
できれば避けたいことだけれど、そんなに気分の悪いことでもない。

中原街道は大和から瀬谷にかけて、拡幅工事を行っている。
東名高速の拡幅工事よりずっと前から始まっているが、全然終わらない。
桜が丘駅周辺などは特に用地買収が大変なんだろうか。

桜が丘から瀬谷方面に向かって行き、右側に最近できたソバ屋がある。
ちょっと気になっているが、今のところまだ行く機会がない。
そういうところに一人では行かないたちなのだ。

ソバ屋を過ぎて、バイク屋を過ぎて信号を突っ切ったところで下り坂に出る。
いい眺めというわけではないが、境川に向かってそこそこな角度で下っていくこの道がなんとなく好きだ。

瀬谷を左に曲がると海軍道路に出る。
相鉄の線路を越えるとほとんどまっすぐな道で、桜の時期は桜のトンネルのようになる。
通信基地跡地は広大な空き地で、道路わきの桜の木には「たぬきに注意」の看板が立てられている。
残念ながら旅立ったたぬきを何回か見たことがある。
この跡地を利用して何やらテーマパークを作るような計画があるとかないとか。
いずれにしても、この広大な土地をただの空き地にしておくのはもったいない気がする。一応横浜市なんだし。

旧16号を右に曲がると流通センター入り口を通りすぎる。
反対車線では、何年か前に追突事故でバイクの男性が亡くなっている。
テレビのニュースにも出たひどい事故で、追突した車はノーブレーキで信号待ちの最後尾のバイクに突っ込んでいっている。
路面にはしばらくの間痕跡が残っていた。
道路わきのガードパイプの柱にクマのぬいぐるみがしばりつけてあったが、最近は目にしない。
確か4、50代のライダーだったから、お父さんがさみしくないようにと、娘が置いたのだろうか。と、娘のいるオレは思った。


息子の闘病当時、情報を集めたい気持ちでHPを開設した。
ブログに闘病の様子を記した。
何人かの同じ病気で苦しむご家族と交流も持った。
息子がだんだん回復していく中で、なんだか申し訳ないような気持になり、HPを閉じた。
息子の例は奇跡と言ってもいいと思ってもいるが、再燃の可能性を完全に消し去ることはできない。
このご時世、コロナが引き金になりはしないかという不安もある。

コロナに関して言えば、息子どころではなく、今はオレのほうが危ないのかもしれない。
まるで実感はないが、今はオレのほうが免疫力は落ちている。

なんだか笑ってしまうが。