昨日もたくさんのコメントありがとうございました(^^)
今日もララちゃん、元気です!
もちろん、トトちんも元気です。
通院は終わってもキャリーバッグは大のお気に入り。
ぐっすり眠ってます(^^)
息が苦しい時はなかなか眠れなかったり、こんな風にギュッと丸くなることがなかったので、こういう姿を見ると改めてホッとします。
それでは、昨日のつづきです。
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セカンドオピニオンの診察を受けた2日後、かかりつけの病院にレポートとレントゲン画像を持って飼い主だけで相談に行ってきました。(ララちゃんはお留守番)
随分と長いこと考えられたあと、かかりつけの獣医さんは
「僕にはこのレントゲン写真の精度でははっきりした診断は出来ません」とおっしゃいました。
もっと鮮明な写真で、色々な角度から診てみないと、肺炎なのか肺腫瘍なのかの見極めは難しい、ということでした。(セカンドオピニオンでのレントゲンは片側からのみの撮影でした)
肺炎と肺腫瘍の見極めは獣医師でも判断が難しいそうです。
そして「この写真を見てセカンドオピニオンの先生が肺腫瘍だと言った理由もよく分かります」とおっしゃった上で、「はっきりとは言えないが僕は気管支炎や肺炎の可能性の方が高いと思う」とも。
理由は「肺ガンを疑うには材料が足りな過ぎる」ということでした。
まず、猫の肺ガンの場合、原発性よりも転移性のものの方が多いそうです。
つまり、肺に転移するまでガンが進行するのなら、他の場所に触って分かる大きさの腫瘍があるケースが多いのに、ララにはどこにもしこりのような物は見当たらなかったんです。
(その後、更に詳しい検査をしても見つかりませんでした)
また、転移するほどガンが進行しているのなら、もっと他の症状が出ていたり、もっと前から元気が無くなっているはずだ、ともおっしゃってました。
それにセカンドオピニオンの「胸の雑音を確認した」というレポートに関しても、少なくとも月曜日の時点では聞こえていなかったので、どうもここ数日のことのような気がする、と。
色々と相談した結果、「肺腫瘍や肺炎の他にも疑わしい病気はありますから、もっと詳しい検査をしてみましょう」ということになり、「日本高度動物医療センター」という、2次診療を行っている(動物病院の紹介がないと行けない、人間で言うところの大学病院みたいなところです)大きな病院を紹介して貰いました。
「心配だから早い方がいいでしょう」と、翌日に予約を取ってくださいました。
この時点では正直、はっきりとした診断と方向性を示したセカンドオピニオンの先生の「肺腫瘍」という診断の方が私たちの中では真実味がありました。
ただ、子猫の頃からずっとララのことを知って下さっている先生の話にも納得出来るところあり、わずかですが、希望の光が見えたような気がしました。
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9月29日。
日本高度動物医療センターは人間の総合病院並みの大きさでした。
とにかくキレイでデカイ!!
こんな動物病院があるんだ、と驚きました。
かかりつけの獣医さんの診断結果は既に伝わっていたので、セカンドオピニオンの診断書とレントゲン写真、あとは、具合が悪くなってからのララの変化を私なりにレポートにまとめて持っていきました。
短めの日記のようなもので、この1週間の様子をA41枚にまとめたのですが、これ、持って行って正解でした。
もしこれが無ければララのこれまでの様子を冷静に漏れなく伝えることが出来なかったかもしれません。それくらいこの頃は取り乱してました(^^;
担当の獣医さんはとても優しい穏やかな雰囲気の若い女性の獣医さんでした。
私たちの長い話を時間をかけてゆっくりと話を聞いてくれ、私のレポートも「助かります」と、すべて読んでくださいました。
色々と話した結果、「何度も検査するのも負担になりますから、今日は麻酔をせずに出来る検査は全てやりましょう」と、血液検査、レントゲン撮影(左右とお腹からの三枚)、エコー、喉の粘膜の組織の採取をすることになりました。
この後、凄く驚いたのですが、
「ララちゃんをお預かりします。検査には3時間ほどかかりますので、その頃にまたおいでください」と言われたんです。
これまでの検査と違い、今回の病院は検査の間そばにいてあげられなかったんです。
これは飼い主にとってはかなり辛かったです。(ララはお利口にしていたそうですが)
とにかく長い、長い3時間でした。
検査結果は、まず、血液検査の結果は特に異常なし。
エコーの結果も特に異常なし。
ウィルス検査の結果は後日。(異常なし、でした)
そしてレントゲンの結果は、やはり肺に影があるということ。(レントゲンはさすがに解像度が高く、肺の状態がよく分かりました)
ただ、かかりつけの獣医さんの話の通り、肺腫瘍は転移性のものが多いのに、ララにはどこにも腫瘍は見つからなかった、とのこと。
また、肺に水も溜まっていないし、呼吸も肺腫瘍と言えるほど悪くないので、肺腫瘍と決めつける前にまずは気管支炎や肺炎を疑う方が先だと思う、と言われました。
何より、
「確かに前回の写真を見ると肺ガンと診断された理由も分かります。でも同じように「肺ガンかも」と言われて来た子で、肺炎や気管支炎だった子もたくさんいますよ」
と言われたのが嬉しく、希望が持てました。
ただし、もちろん肺腫瘍である可能性も捨てきれない、とのこと。
ただ、もし肺腫瘍だとしても末期ではなくかなりステージが低い状態だということでした。
現時点でこの腫瘍が悪性かどうかの診断はCTやMRIでも確定は難しく、確定するには開胸して組織を採取するしかなく、それには当然「全身麻酔」というリスクがあります、とのことでした。
仮に肺ガンだったとしても、今の状態なら数ヶ月でどうこう、ということは無いので、とにかく肺炎か気管支炎を想定した投薬を半月ほど続け、もう一度レントゲンを撮りましょう、と提案されました。
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長くなってしまったので今日はここまでにします。
この日本高度動物医療センターで担当してくれた獣医さんがとにかく穏やかな方で、話をしていて凄く落ち着いたというか、「飼い主の私たちがアタフタしてちゃダメだな」と強く感じさせられました。
不安は拭えなかったし、最悪の場合の覚悟はしておかなければと思いつつ、方向性は固まったし、もう悲観的になるのはやめようと、この日決めました。
そしてこの後、ララとの「投薬の戦い」が始まるのでした…!