素人写真教室。 | アメーバ公式ブログ「TORAPPACHI!」

アメーバ公式ブログ「TORAPPACHI!」

トト17歳♂茶トラ白。おはぎ2歳♀サビ。もなか2歳♂茶トラ。猫3匹との暮らし。

先日、河津桜の写真をアップした時に「写真を撮るコツ、教えてください」とコメントを頂きました。

そこで今日は、私が以前写真学校で教えて貰ったことの中から、風景写真を撮る時に特に気を付けていることをまとめてみました。

私自身もまだ実行出来てないことばかりなのですが(^^;、これから桜の写真を撮る方も多いと思うので、もし良ければ参考にしてくださいね~(^^)



1. 主役を決める。

風景写真を撮るときは「アレも、コレも」と欲張らず、主役を1つに決めて撮るように心がけています。

で、欲張って失敗してしまったのが下の写真。

TORAPPACHI!

桜と菜の花を一緒に撮って「春らしさ」を出したかったのですが、両方入れたことで、どっちの存在感も薄くなってしまい、更に無理やり入れたものだから河原の締める割合が大きくなっちゃって大失敗。

で、思い切って菜の花を諦めた写真が下の写真。

TORAPPACHI!

こっちの方が春らしい写真になったかな、と思います。
写真学校で「寄りの写真より引きの写真の方がうんと難しい」と教えられたのですが、自分で撮ってみて実感してます。「雰囲気」や「空気感」を撮るのって凄く難しいんですよね~。


2. フレームの四隅を気にする。

主役を決めたら、次はフレームの四隅を見ます。
例えば上の写真の左上の枝。今回は奥行きを出したくて手前のこの枝を入れてみましたが、逆に全く入れなければ右下の桜の存在感が増したかな、と思います。
どちらがにするか迷った時はどちらのカットも押さえるようにしています。
この枝が中途半端に「ちょっとだけ」見えている状態だと、なんとなく落ち着かないんですよね~。


3. 被写体の背景を気にする。

次に、主役の背後を見ます。

TORAPPACHI!

例えば上の写真。しゃがんだ状態で菜の花を真横から撮ると後ろが看板や家ばかりになってしまうので、地面に膝を付いて下から煽るようにして撮りました。
背景に家がある写真も良いとは思うのですが、この日は青空がとてもキレイだったので青い空をバックに撮りたかったんです。
あとは菜の花と白い雲が重なってしまわないように気をつけました。


4. とにかくたくさん撮る。

主役と構図を決まったら、同じ写真を何枚も撮ります。
なぜ同じ写真を何枚も撮るかというと、「手ぶれ」防止のためです。
デジカメの小さい画面では手ぶれしているかどうか分かりにくので、「よし!キレイに撮れた!」と思っても、帰ってパソコン画面で見たら手ぶれしてた、なんてことがよくあります。
なので私は同じ構図で10枚くらいは撮るようにしています。
あとは露出を変えながら何パターンか撮ると更に失敗が少なくなります。


5. 丁寧に撮る。

1~4を気にしながら撮っていると1枚の写真を撮るのに結構時間がかかります。
でもそうやって丁寧に撮った写真はただパシャパシャと撮った写真より、何と言うか、伝わってくるものがあるんじゃないか、と思っています。
雑に撮っちゃった写真って、後から見ると自分でも分かるんですよね。思いがこもってないというか…(写真学校の先生にもバレていたなあ)



…なんて、色々と説明して来ましたが、この写真を写真学校の先生に見せたら、きっと物凄いダメ出しをされるんだろうな(笑)

暖かくなり、写真を撮るのが楽しい季節になってきました。
皆様、出掛ける時はカメラを忘れずに!!(^^)


TORAPPACHI!

丁寧に撮ってみた、トトちんの白い腹。