「色々聞かせて～」という声が多かったので、今日は私の転職経験を書こうと思います。
あくまで一個人の経験談になりますが、転職を考えている方に何かしらヒントになるようなことがあれば…と思っています。
非常に長くなりますので、興味のない方はスルーしてくださいませm(_ _)m
今回、自分の転職に加え、後任の募集もしたため、雇われる側と雇う側の両方を経験することが出来ました。
そこで感じたことは…
20代の転職は「やる気」と「将来性」
30代の転職はそれに加えて「経験」と「スキル」
40代の転職は更にそれに加えて「人脈」と「タイミング」
が必要だ、ということです。
まず、私の後任を探すにあたっては20代～30代前半までの経験者を募集しました。
「20代なら経験が浅くても育てれば良い、30代前半ならそれなりのスキルが欲しい」というのが、人事担当者みんなの意見でした。
ちなみに求人募集を見てるとこのくらいの年齢の募集が一番多い気がします。
40代の募集は「せっかく新しい人を入れるなら若い方がいいよね」ということでナシ。
私がいた会社は平均年齢が高めだったので、「若返り」というのも重要なポイントでした。
募集する側から見ても「やっぱり40代の転職は難しいんだなあ」と感じました。
そして私自身の転職。
「やる気」だけで挑んだ未経験の業界は当然ながらほぼ全滅。
「経験」と「スキル」で挑んだデザイン業界では給与等の条件がなかなか合わず、難しい転職活動となりました。
41歳で未経験の業界への転職は厳しいですね、やっぱり。
実は最初、サービス業への転職を考えてたんです。
デザインの仕事ではBtoB（企業相手）の仕事ばかりだったので、BtoC（個人相手）の仕事をしてみたい、という思いがここ数年むくむくと膨らんできていて…。
ゆるり屋でのお客様とのやりとりも、サービス業に興味を持った理由の１つです。
ただ、サービス業は若い人で定員いっぱい、という感じでした。
そこで思ったのは、この年齢から新しいことに挑戦するのなら、いっそ起業しちゃった方が面白いのではないか、ということです。
「もし起業するのなら急ぐことは無いなあ。夢は夢として暖めつつ、現実路線で行こう」と方向転換。
同じ業界の転職に切り替えたのですが、未経験業界に比べれば需要はあるものの、やはり「30歳でもOK」のところが殆どですので、給与は10年前に戻ってしまうんです…。
そして、今の会社に留まることも考え始めていた頃、タイミングよく10年くらい前からお付き合いのある制作プロダクションの方に声を掛けて頂き、転職することになりました。
以上の私の経験をまとめると、41歳の転職は…
1. 未経験の業界への転職はかなり厳しい。
2. 同業種への転職は給与ダウンが当たり前。
3. 良い転職をするためには、今の会社でもっと頑張って人脈を広げるべし。
4. 次の仕事が決まるまで、今の会社を辞めてはいけない。
という感じでしょうか…。
4については、とにかく簡単には行かないので焦って辞めちゃうより、転職活動をしつつ今の仕事もきちんとやって、チャンスに繋げていくことが必要かな、と思いました。
私の場合「転職活動は１年だけ。ダメなら今の会社に定年までいる覚悟をしよう」と自分の中で決めていました。
というわけで、41歳の転職、いかがでしたでしょうか？
同世代で転職を考えていらっしゃる方、厳しいのは事実ですが可能性が無いわけではありません。
定年まで勤めるとして、あと20年。
いままで働いてきた年数以上の時間があるんですから、きっとまだまだ出来ることはたくさんあると思います。
お互い、頑張りましょう！！
※今日のブログの内容は私個人の転職経験によるものです。他の方の経験とは異なる点もあると思いますがご了承ください。