バイデン大統領、米製ミサイルの使用制限解除を示唆 | 黒潮会・海鷲便(うみわしだより)

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アメリカのジョー・バイデン大統領は10日、同国製の長距離ミサイルをウクライナがロシアへの攻撃で使うことに関し、制限を解除する可能性について言及した。ウクライナは現状ではロシアと十分に戦えないとして、制限の緩和をたびたび求めてきた。ロシアはまだコメントを発表していないが、ウラジーミル・プーチン大統領はこれまで、制限解除のような措置は「非常に深刻な問題」につながり得ると発言している。

 

バイデン氏はこの日、制限を解除するかと記者団から問われると、政権として「今それを調整中だ」と答えた。アメリカは、ロシアによるウクライナ本格侵攻が2022年2月に始まって以来、紛争拡大への懸念から、ロシア国内深くを攻撃できる兵器の供給や使用許可に消極姿勢を示してきた。(BBC)

 

ATACMSなどアメリカ製長距離ミサイルは射程などでロシア中枢を攻撃しない事をウクライナ側に供与の絶対条件として要求していました。この使用制限はウクライナ軍の作戦にとって大きな足枷となっていました。ロシア軍は各種兵器でウクライナの中枢を無条件で攻撃出来るのに対してウクライナ軍は限られた目標しか攻撃出来ません。

 

この制限が解除されればウクライナ軍にとっては極めて大きな戦力向上となるのは必至でありこの戦争のゲームチェンジャーに成り得る可能性があります。この戦争が始まって以来、欧米は戦闘機や戦車など当初はロシアを刺激する、として供与を渋っていた高性能兵器も結局はウ軍に供与して来ました。長距離ミサイルの使用制限解除ももはや時間の問題でしょう。

 

 

 

 

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