太公望、虎の巻 | クボカワジュン (トラちゃん)

クボカワジュン (トラちゃん)

不可能を可能にする魔術師。著書に「自宅パワースポット化計画」「スピリチュアル経営学」などがある。連載:「手作り保育応援マガジン ひろば」イオンスクエア心理テスト。元総務省電気通信研修所講師 元ミューズ音楽院講師 行政書士有資格者
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あらゆる問題をスパッと解決!窪川淳です。
お盆休み、いかがお過ごしですか?
私は、入っている仕事をしながら古典を読みまくっております。
論語とか言志録を読み終え、今は

【今日のお薦め本「六韜 」】


を読んでおります。
六韜は、太公望の政治や戦いの要諦を書いた本です。

兵法書としては孫子の方が有名ですが、私は、太公望の六韜や三略の方が好きです。

太公望と文王が出会う、最初の部分でこんな一節が出てきます。

”君子はその志を得るを楽しみ、小人はその事を得るを楽しむ”

グッと来ますね。

世の中、小人だらけだな、と思わされる一節です。

六韜を語源とする言葉は色々残っていて、みんなその語源を忘れているんですが、

例えば

・太公望;王が望んだ人物、という意味。文王が顧問として迎えようと、釣りを楽しんでいた彼に顧問就任を自らお願いしに行った所からそう呼ばれるようになったわけです。
     今は、なんだか釣りをする人のことのように思っている人もいますが、寂しい限りです。

・虎の巻;これは六韜の虎韜から来ているわけですね。六韜は、文韜、武韜、竜韜、虎韜、豹韜、犬韜からなっていて、そのうちの一つが虎韜、主として正攻法について書かれてい     る巻であります。

この後は、三略を読もうと思います。

三略にも今の日本語に残っている言葉があって、”柔よく剛を制す”というのは、三略から来ていますね。

【今日のお薦め本「三略」】


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