厚徳載物 | クボカワジュン (トラちゃん)

クボカワジュン (トラちゃん)

不可能を可能にする魔術師。著書に「自宅パワースポット化計画」「スピリチュアル経営学」などがある。連載:「手作り保育応援マガジン ひろば」イオンスクエア心理テスト。元総務省電気通信研修所講師 元ミューズ音楽院講師 行政書士有資格者
#覚醒プロジェクト
#東川口

あの政治家も、あの実業家もお客様。”活躍し続ける人”の裏にこの占いアリ!の窪川淳です。

孔子は
”50にして以て易を学べば大過なかるべし”

と言っていますが、日本の現役経営者達も結構易を学んでいます。

ソフトバンクの孫正義氏などは、易の八卦のうち乾を会社のマークにしてしまっています。

乾というのは、陽の極致を意味しています。
きっと思いっきり成果が出るようにという思いを込めたのでしょう。


孫氏に限らず、みんな陰陽で言うと陽の方が好きですね。

それはそれで良いのですが、私はどちらかというと陰の方が好きです。

そいういうと「えっ」と驚かれるんですが、陰と陽というのはどちらが良い悪いという訳ではなく、植物で言うと地上から上に出ている部分と地下の部分、という意味であります。

そう、陰は、地下の部分です。
地上に出ている部分ばかり大きくしようとすると、植物は倒れてしまいます。
人間も同じように、地下の部分をおろそかにして地上の部分を大きくしようとすると、どこかひずみが出てしまいます。

地上の部分を大きくしようとするより、地下の部分をしっかりさせるように意識を持って行く方が、大事だな、と思います。

という訳で、私は易の六十四卦の陰の極致を座右の銘としております。

六十四卦の陰の極致の卦は”坤為地”といい、その解説には、”厚徳載物”とあります。
厚徳載物とは、大地があらゆるものを載せ、包み込んでそれを育成するように、徳を厚くして物を載すということ。

陰の極致まで行くと、あとは一気に陽の極致まで返る、と易は教えています。

陰を伸ばさずに陽を伸ばそうとするよりも、陰をしっかり伸ばすことを考えた方がもしかすると早いかもしれませんよ。