皆さんは一日をどんな風に使っていますか?
大体の目安として「仕事の流儀」(ナポレオン・ヒル著)では、下記のような時間割を勧めています。
単純ですが、とても理にかなった分かりやすい目安です。
(以下引用)
次に掲げるのは、誰にでも実践できる効率的かつ理想的な時間割である。
八時間 睡眠
八時間 仕事
四時間 休息と健康維持
二時間 勉強と準備
二時間 人々の利益のために無報酬で行う特別な貢献
計 二十四時間
ここで特に注目してほしいのが最後の二項目である。この二つの時間帯が、自分の働きを効果的に売り込めるかどうかを決める、と言っても過言ではない。
「勉強と準備」の二時間が、仕事の能率を高めるためのスキルアップの時間であることは容易に察しがつくだろう。しかし、実際には、大半の人が自分の時間割の中にこの種の時間を設けてはいない。
最後の「人々の利益のために無報酬で行う特別な貢献」については、少々説明が必要であろう。この時間を仕事に当てれば、「報酬以上の働き」を量的に確保することができる。
(中略)
時間管理に無関心な人は次のような時間割で毎日を過ごしている。これは決して真似てはいけない時間割である。
八時間 睡眠
八時間 身の入らない労働
八時間 エネルギーの浪費(暴飲暴食、無益なパーティー、過剰なセックスなどあらゆる有害な習慣)
計二十四時間
(中略)
最も念入りな分析が必要なのは、「真似てはいけない時間割」の最後の一項目である。私はこれまで多くの人々が貧困から脱出できるように力を貸してきた。その協力の方法とは、この八時間の分析ができるように援助することであった。なぜなら、この八時間は、使い方しだいで失敗が成功に変わり、成功が失敗に変わる分岐点だからである。
(中略)
この八時間を無駄に使ってしまうだけならまだいい。八時間が十時間になり、十二時間、十四時間になって、睡眠に当てるべき八時間を侵食することもある。睡眠時間が経れば、仕事に当てられた八時間にも当然影響が出る。このように、無駄な八時間は悪循環を呼び起こす温床にもなりかねないのである。
(中略)
身体を完全に休めるには八時間の睡眠が必要である。労働に当てられた八時間も、人間社会が求める最低の時間である。この二つの八時間は、ほかの目的のために削ったり盗んだりできない”聖域”である。
(以上引用)
単純ですが、一日をこのように分けて自分の時間の使い方をチェックしてみると健全な状態かどうかの大まかな感じが分かると思います。
- 仕事の流儀/ナポレオン ヒル
- ¥1,575
- Amazon.co.jp