菱木です!
今日は晴れ
①の続き
始まってしまったメインイベント。
武藤敬司引退試合 武藤敬司vs内藤哲也。
立会人として、武藤さんと同期で同日デビューの蝶野さん入場。
体調が悪く、長期欠場中の蝶野さん。杖をついての入場にも涙ぐむ私。
内藤哲也さんの入場が終わり、いよいよ武藤さん入場。
武藤さんて結構入場テーマ曲が変わっているんだけど、歴代入場テーマ曲がダイジェストで編集されて流れ、現在の入場テーマ曲であるHOLD OUT 2021が流れて入場。
もうドームが割れんばかりの大武藤コール。
私、入場前の足跡Vでボロッボロ泣いたし、一所懸命武藤コールしました。
記憶って凄いよね。
足跡Vや歴代入場テーマが流れてる最中、その時の武藤さんの事はもちろん、自分自身の思い出も鮮明に思い出すもんなぁ。
武藤さんがいつか言ってた『思い出と戦っても勝てねぇんだよ』って言葉の意味がちょっとだけ分かった気がする。
武藤コールした。
してたけど、途中から泣きすぎてコール出来なくなった。
私がプロレス見始めた小学生の頃から活躍していたスーパースター。ケガが原因で引退する。
武藤さんは勝ちに行くって言ってたけど、もう勝敗よりも、これ以上、ケガなく無事に終わって欲しいってずっと祈ってた。
内藤さんとの試合が終わり、マイクを持つ。
どうしてもやりたい事があるんだよ。と武藤さん。
蝶野さんに向かって『蝶野!俺と闘え!』と。
実現してしまった、武藤vs蝶野。レフェリーはタイガー服部さん。
もうこれだけで、また号泣。
やっぱプロレスラーて凄い。
杖を使って歩っていた蝶野さんがリングに上がったら、ぎこちなくとも、現役時代に見せていたステップをしていた。
特別試合とはいえ、まさか武藤蝶野が実現してしまうとは…
武藤さんのキャラがそうさせるんだろう。
最後の蝶野戦は全然湿っぽくなくて、カラッとした空気感と、笑顔溢れる終わり方でした。
1分位のエキシビションだったけど、勝敗が決してから武藤さんと蝶野さんが笑顔で抱き合っていた光景がとても良かった。
観れて幸せでした。
ありがとう武藤さん。
38年間お疲れ様でした。
去り行く男の背中はとても美しかった。
武藤さんが花道舞台袖に消えてから、スクリーンにこの映像が…
泣いた。
武藤さんの同期のライバルで、急逝された橋本真也さんと同世代で試合中の事故で亡くなられた三沢光晴さん。
引退試合をしていない2人の分も背負うと言っていた武藤さん。
ずっと拍手が鳴り止まない。
神引退興行というと薄っぺらく聞こえてしまうかもしれないけど、第一試合からセミファイナルまでの武藤さんに最高のタスキを渡すんだという疾走感や期待感と、メインイベントの無事に武藤さんを送り出せたというあの空気感。
いや、もちろん淋しい気持ちもあるんだけど、多幸感が溢れた興行でした。
元日のムタ対シンスケナカムラ戦もそうだけど、今回の興行もとてつもなかった。
武藤さんはプロレスの試合を作品と言うけど、こんな凄い作品を最期に作られたら、これからの選手達は大変だろうなぁ。
現場にいる事が出来て最高の時間を過ごせました。
武藤さん、お疲れ様でした。ありがとうございました!