接客業をしていると 
理解に苦しむお客様に遭遇する機会も多い。

世の中の情勢が不穏になると
そういうお客様も不思議と増えるように思う。

類は友を呼ぶ というので 
他者から見たら
私も理解に苦しむタイプの
人間なのかも知れませんが(笑)····

今日、車椅子を利用されている高齢の奥様と
その車椅子を押しているご主人が
お店に来られました。

来るなり、強い口調で
「昔からいる人は?今日はあなただけ?」と 
言いました。

私は「いえ、今日はもう一人いますが今離席しております。30分後には戻リますが、お急ぎでしたら私でよろしければお伺いします···」と
言うと

またまた強い口調で
「あんたじゃ、わからんでしょ。前からいる人が私のことわかってるんだから!」と言うので

マナーを知らないこの人に 
下手にでる必要はないので
「では、いかがしますか?」と淡々と聞くと

「30分後にまた来る!」と言うので

「はい、伝えておきます」と淡々と言って
次のお客様の接客に入りました。

色んな人いますが、
何の理由も無いのにいきなり強い口調って
何なんでしょうね?

私のブログを以前より読んで下さる方は
ご存知だと思いますが、

私は、自分で言うのも何ですが、
激怒スイッチが入るまでの導火線はかなり長いタイプですが、爆発するとトンデモなく
厄介な人間です。

それは相手が
産まれたばかりの赤子だろうが、
すでに棺桶に入っていようが 
誰であろうが関係ない。

仕事に至っては
会社にクレーム出すぞと脅されても
何とも思わない。

そんな私と知らずに、
何らかがちょっと気に食わないと
大きな声を出したり、威圧したりして
ビビらせようとする客がたまにいる。

何なのでしょう?
私を牽制してくる意味不明な感じ。

言っときますが、化粧品屋さんでは
私が販売員で、アナタが[客]です。

でも、仮にアナタが
車屋さんだったとしましょう。
私は[客]なんですよ。
何百万円の車を即決で買う客なんですよ私は。

アナタが専業主婦でも、
アナタのご主人の[客]かもしれません。

ご主人もデスクワークだとしたら
いえ、いえ
アナタのご主人の取引先かも知れませんよ
ワタシ。
大株主かも知れませんよ、私。

アナタのご主人の上司はワタシの親友かも知れませんよ。
私の一声で色んな事が変わるかも···

こんなふうに、どこで誰につながっているか
わからないんですよ。
それ位世間は狭いんです。

つまりは何が言いたいかと言うと、
「人には良くしといた方が良い」と言う事です。
自分を強く見せる為に、人を牽制したり
上から物を言うのはおかしいです。

母が入院していた時、
「謙虚」である事が大切だと
本当にそう思いました。

母が入院先の病院や施設で
可愛がってもらえるには、
人より少しだけ、気を配ってもらうには
やはり「感謝の気持ちは言葉にする」事はとても大事です。

いくら仕事だからと言っても 看護や介護は
やはり人間がする事ですから
労われた方が良いに決まってます。

接客も同じ。
対人間ですから、ものの言い方ひとつで
その後の対応も変わります。

お客様は神様ではありません。
お客様です。