あべのハルカス美術館「円空」展です。仕事帰りにちょっと寄り道、の感覚で行ける美術館は有難い。京都とか兵庫とかまで足を延ばすのは、それなりの覚悟がいるし。ま、東京まで行くことを考えれば、贅沢は言えませんが。

 で、NHKで大宣伝をしているせいか、思いの外の混雑。それほど広い美術館じゃないし。でも、これも思いの外たくさんの仏様がお出ましになっていて、気分は上々。

 私は端正な感じの仏様が好きなのですが、この粗削りの仏様たちは大迫力。芸術作品じゃないぞって、叱られた気分。信仰の対象だものね、恐れ入りました。神仏像だけではなく、柿本人麻呂像も。なんで?と思ったら、「人麻呂→ひとまる→火止まる」火事避けの神様みたいなものなのだとか。

 コロナが五類になったせいか、素敵な展覧会が目白押し。行きたいところがどっさりあるけれど、東京が中心。で、厳選した結果?来月に東博の中尊寺展に出かけようかと。どうせ行くなら他にもハシゴしたいのはやまやまなれど、日帰りだし、強行軍は足腰に響く・・・衰えたわ(´;ω;`)ウゥゥ

 

背中に枝の跡が残っている

みんなお顔が違います

両面宿儺座像・・・「日本書紀」では反逆者、地元では英雄。土着の神なんだろうか?

狛犬がかわいい

カラス天狗も可愛い

賓頭盧さん・・・撫でられてつるつる

丸太を鉈で割って作った二体・・・円空は、鉈がお好きだったらしい