嶋津輝『カフェーの帰り道』・・・いい作家さんだと思う
嶋津輝『カフェーの帰り道』です。ちょっと前の直木賞作品。100年前の女給さんたちの物語です。 5人の女性のそれぞれのお話ですが、「カフェー西行」で働いていたという糸でつながっている。彼女たちの日常が、戦争を挟んで語られます。 直木賞だから、娯楽っぽいと勝手に思い込んでいたのですが、しっとりと落ち着いた「日本文学」の流れをくむ小説のように思えました。特に大事件が起こるわけでもなく、日々の生活を生きる人々を丁寧に描く。カフェーのマスターも含めて、登場人物が面白い。いい感じ、私好みの作家さん。 さて、今度は芥川賞です。畠山丑雄『叫び』。せっかく休み中に読もうと借りてきたので、頑張りますが・・・最近の芥川賞は、ちょっと苦手。仕事が始まるまでに読み切って、返却できるのだろうか?