奈良国立博物館「国宝の殿堂 藤田美術館展」です。連休中は混みあうだろうから今のうちにと、午後から急いで出かけました。が、行列だと思い込んでいたのに、誰も並んでいないし。今日はひょっとして休館日?と心配してしまった。

 ともあれ、メインの国宝曜変天目をゆっくり鑑賞、快慶のお地蔵様や北魏の弥勒金銅仏等々、どれもじっくり見られました。藤田美術館では常設展示ではないし、狭いので展示作品数も少ないし、これだけのものを一気に見られるなんて、幸せだわ。

 3つの曜変天目のうち、稲葉天目が一番派手できれいだと思っていたのですが、こうやって見ると藤田美術館所蔵が好きかも。この瑠璃色は素晴らしい。外側の曜変を、8K映像でくっきり見られたのもうれしかったです。

 お金持ちや大企業方々の、お金の使い道はかくあるべしと、100年後に恩恵を受けた庶民の一人として、藤田伝三郎さんにお礼を申し上げたいわ。

展覧会グッズのファイル・・・上から藤田美術館・静嘉堂文庫・大徳寺龍光院蔵です

興福寺南円堂の藤・・・藤原氏のお寺だものね