兵庫県立美術館の「怖い絵」展です。中野京子さんのご本のシリーズはずっと読んでいたので、この展覧会を楽しみにしていました。 

 会場は大盛況、ブリューゲルはあんなにすいていたのに・・・なんでだろうはてなマークきっと、ジェーン・グレイの美しさが要因に違いないビックリマークと、確信するほど美しかったラブラブ目隠ししていてもこの気品、指先も、純白のドレスも、非の打ちどころがない。何より、美術書ではわからないスケール感、この大きさを目の当たりにできて、来た甲斐がありました。

 歴史や神話、社会状況などの背景を知ることは、「純粋」に絵画を鑑賞する妨げになることはないし、むしろ知っている方が理解できるのではないか、というのには大賛成。ま、私については、審美眼がない事の負け惜しみっぽい気もしないでもない・・・汗 

 同じ会場で「ブータン展」をやっていたので、行く気満々だったのですが・・・あまりの混雑に疲れ切ってブータンはパス、残念だったわ。折からの集中豪雨の中、「美カエル君」は屋上から避難したのかしら、と心配しつつ、ビショビショしながら帰ってまいりました。

首切り役人・・・お仕事だからしょうがないけれどね

オデュッセウスを誘惑するキルケー・・・下の方の豚がオデュッセウスの家来のなれの果て

「ビール街とジン横丁」・・・18世紀イギリス、格差社会の始まりです

さすが県立美術館・・・高校生以下は無料なのね

青空の下の「美カエル」君・・・5月に行った時の雄姿です