上田市塩田平のほぼ中央に位置する。

正式には戦没画学生慰霊美術館。

学校で或いは独学で美術を学んだ画学生。

志半ばで太平洋戦争に駆り出され散っていった若者達の遺作。

館内はコンクリートむき出しの壁に絵画が展示されている。

保存状態は悪く、絵具は剥げ落ちているのもある。

絵は無言で何かを訴えているのか?

見る方も無言・・・。

作品の下に簡単な説明がある。

薄暗く、文字も小さく、位置も下の方で読みずらい。

いくら無言とは言え、説明なしでは理解できない。

何がしかの説明を是非加えてほしい。

展示されたハガキ、郵便物も、実物は文字が小さく読めない。

拡大展示をされてはどうか。

全くの他人、しかも戦争を知らない世代に見せるならば・・・だ。

風景画、肖像画等を見ていても、戦争の悲惨さは伝わらなかった。

そんな事もあり、印象に残ったのは数枚の裸婦像だけだった。

ある裸婦の絵の下に説明があった・

”戦地に行く事が決まって、初めて妻の裸体を描いた。

この続きは必ず、帰って来て描くから・・・”

そう約束して戦地に赴いた彼は帰って来なかった”

こんな文言もあった。

”あと五分、あと十分、この絵を書き続けていたい。

外では出征兵士を送る日の丸の小旗が振られていた。

生きて帰ったら必ずこの絵の続きを描くから・・・。

安典はモデルをつとめてくれた恋人にそう言い残して戦地に発った。

しかし・・・・”

他の裸婦画も、同じような思いで描かれたものかと、しばし見惚れた。

黙っていては解らないのだ。

多くはいらない、想像を膨らませる一言がほしい。

それに撮影禁止が残念だった。

常々思う事だが、美術館などは往々にして撮影禁止だ。

何故なの?

撮影して皆に見せれば、理解もより深まるのに。

小池東京都知事はオリンピックではそれらを大幅に緩和すると言った。

大賛成だ!

都知事は自らも含め、総てを丸裸にしようとしている。

              少し好きになった 寅次郎

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 上田城から南へ三里。

そこに広がるは信州の鎌倉と異名を持つ塩田平。

多くの文化財と、鎌倉時代には北條氏が治めた事もある。

その一角に別所温泉は位置する。

朝日館に草鞋を脱いだ15名。

一年振りの元気な顔で、盃の応酬。

体は老いても、口は老いず!

今年の春、この会から二人の物故者を出した。

この次は誰だ!?

お前ぇだ! いや、奴だ! いや、あれだ!

手前ぇだとは、曲がっても言わねぇ強情張り野郎共!

当分、三途の気配はない!

三途と言えば、真田六文銭は、三途の渡し賃。

明日行く先は、その真田城。

その夜、酒に浸かった老兵は、日を跨ぐ頃、床にくたばった。

 翌朝、まずは近くの北向観音を参拝。

長野の善光寺とは向かいあっている由。

善光寺が來生の利益で、北向観音は現生の利益をもたらすとか。

善光寺参らば北向参れ、北向参らば片参りとされる。

両方参って、始めて総ての厄が落ちると言われる。

この極道メンバーの厄など、そう簡単には落ちない!

が、手水舎で身を清め、参拝した。

北向観音の由緒ある事に驚いた。

九世紀・慈覚大師円仁が開創、その後、木曽義仲に焼かれる。

源頼朝が伽藍を復興し、13世紀に北條国時が再興とある。

本堂が北を向いている寺は、殆んどない。

境内の一角に“愛染かつら”で有名な桂の巨木が鎮座している。

故川口松太郎が“愛染かつら”を書き第一回直木賞を取っている。

縁結びの霊木として若者に人気スポット。

その近くに、北向観音の本坊・安楽寺がある。

鎌倉建長寺と、この塩田の安楽時は共に北条氏が建立。

密接な関係があるようだ。

安楽寺の裏山に、国宝八角三重塔がある。(姿は四重塔に見えるが)

日本に残る唯一の八角塔婆と言われる。

昔、軽井沢にいた頃、近くにこんな凄い物のある事を知らなかった。

世相に一喜一憂して、無駄な時間を過ごしていたのが悔やまれる。

こうゆう物に早く接していれば、少しはマシな男になっていたろうに・・・。

後の祭りだ・・・寅次郎

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 牛に引かれて善光寺参り。

昔々、信濃の国小諸にケチで根性の悪いババァがいました。

ある日、洗濯した白い布を干していました。

すると一頭の牛が来て、角で白い布を引っ掛けて走り出したそうな。

老婆はその牛を追いかけ、ついに善光寺まで来てしまったそうな。

その時牛はヨダレで字を書いたそうな。

“牛とのみ思い過ごすな仏の道に 汝を導く己が心を“と。

老婆はそれを読み、信仰心が芽生え、生まれ変わったそうな。

後日、近くの観音堂に白い布がかかっていた。

牛と思ったのは実は仏様の化身と知り、善光寺への信仰を深めたそうな。

 今回参加の新幹線会のメンバーはその牛役である。

いや、大半がババァ役であるか?

関東組、関西組が長野駅で落ち合い善光寺へ。

集まった者共に欲深いババァ役はいない?

来ない輩に欲張りババァ役が多い、と思うが、言わない。

彼奴らに牛を仕向けねばならねぇ、と思うが、言わない。

言わないけれど思ってる。

思ってるようじゃ、罪深い。

お許し下せぇ善光寺さん。

本堂の下の暗闇を歩いた・・・。

出てきたら、思わなくなった?

ウソだ!

でも、何となくすっきりした!

これは戒壇めぐりとか、胎内めぐりとか言われる。

この暗闇は、女性の子宮だとも言われる。

暗闇の中を通り新たに生まれてくる疑似体験。

暗闇の恐怖、不安、視界を奪われた疑似体験。

全長45mだと言うが、長く感じる。

光が見えてきたときの安堵感・・・。

これが善い光りで、善光寺なのか?

瞬間的には生まれ変わった気分だった。

緊張が解けたら、自然が呼びに来た。

境内の片隅に”御安心処”なる看板を発見。

何とも粋な看板だ。

安心処で放水して次に向かった。

         スッキリ生まれ変わって 寅次郎

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