前回記事:咲-Saki-206局 感想・考察

 
 
 
奇しくも、天江衣おねえさんの誕生日であり「妹の日」「黒髪ロングの日」「苦労の日」「くろの日」である9/6に玄さんが活躍必至の1ヶ月ぶりとなる咲-Saki-最新話掲載ヤングガンガンが発売。
 
 
折角なのでこのシーンでケーキを作って貰いお祝い。
 
くろの日なので玄さんバージョンも描いたのですが、ちょっと寂しかったので龍門渕Verに。
 
人生に最良の時、絶頂期があるとするならば今を置いて他にないという確信が前回を読む前からありました。
すべては咲-Saki-のお陰。
小林立先生、どうもありがとうございます……
 
今号の表紙を飾る吉田莉桜さんを吉野桜に空目するのも当然な位の仕上がりです。
 
そういえばdreamscapeが更新されていましたが、アニメ阿知賀編の中でも最高の神回である12話のアバンが何と立先生の手でネーム化されているとか!
最近、シノハユはページ数控えめであぐり先生ならば手も空いているでしょうから、ぜひ何かの機会にマンガとしても読んでみたいものです。
 
また、長年迷宮入りしていた5巻のメロンブックス特典や3巻の表裏表紙で描かれていた場所について質問した方がいたようで、多くの人々が早速沖ノ島まで赴いておりました。
 
個人的にはヒントならまだしも答そのものを聞いてしまうことには抵抗感・敗北感がありつつも……
 
 
行きました。
千葉のモン・サン・ミシェルとも言われるこの島は海水浴場として幸せそうなカップルや家族連れとても賑わっておりました。
 
背景に他の島の写り込みがないので、この2枚だと上の方が正解に近いでしょうか。それでも若干岩などの形状に不安はありますが、流石に経年変化しているだけかもしれません。
 
3巻の龍門渕の方もその後発見されたので、咲-Saki-ファンは千葉に行くと良いでしょう。
奇しくもその後台風15号で大停電が起こり大変なことになってしまったので、応援も兼ねて。
 
また、主にモモファンの方々が長らく追い求めながらもついぞ見つからないでいた5巻の表紙に関しては、何と反転されているということで「我々の10年は一体」と激震が走っていました。すぐさまストビューと睨めっこを始めた人もおり、見つかるのかどうか動向が注目されましたが今の所まだ発見には至っていないようです。モモファンは多いので何とかなるといいですね。
 
その後、SHTの日に咲-Saki-1巻の表紙のイーソーをよく見ると左右反転であるということが解ったとの報があり、これで他の巻も解るか!? と思いきや
 
イーソーのように一目瞭然な牌はわずかなのでした。
 
が、二巻表紙に関しては踏切柵の斜線の向きが通常と逆であるため、これも左右反転である可能性が非常に高いです。左利きながら雀牌だけは標準に合わせて右手で持つのどっちがここでは左手で持っていた、というややこしい形に。
 
舞台探訪勢からは左右反転である可能性を念頭に置くともしかしたらあそこはあそこかもしれない、という舞台が続々と上がっているので、近い内に色々と成果が出そうです。
 
 
そして、更に余談でドラゴンクエストウォークが始まったわけですが
 

 

 

 

先日、SHT帰りに巡礼に行ったら、たまたま時限イベント(1時間しか出ない)のギガモンスターがたまたまドラゴンで、たまたま国際フォーラムの真上に座しているというミラクルが起きました。

 

これは完全に玄さんがドラを集めている、ドラゴンがその力を国際フォーラムに結集している証!

 

更には今日

 

 

 

このタイミングで時限モンスターの最新としてりゅうおうとりゅうおう装備が実装されました。

ここで来るんか、竜王……!

 

あと数時間で最新話というところで…………!
 
世界中のドラゴンが、玄さんの活躍に吠え猛っている。そんな気がしました。
 
そして、純粋に位置ゲーは聖地でやるのが非常に楽しいなと思いました。
以前、ポケモンGOがリリースされた時は吉野山中のジムをカイリューで埋め尽くしたものです。
吉野でドラゴンを探求する旅をするのも絶対楽しいので今度やってきたいです。
 
先日、青の交響曲が3周年を迎えたのでその記念号に乗車しながら帰省しましたが、その時にはまだリリースされていませんでしたからね。
 

 

 

 

新メニューの、大和肉鶏カレー。美味でした。

 

 

 

お祝いのケーキも。

 

 

さて、以下は最新話ネタバレです。
未読の方・単行本派の方はご注意下さいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

咲-Saki-207局[震天]。

 

 

 

扉絵と同様の、美しい吉野川の上に広がる美しい青空が楽しめる日和に来られました。

大和上市駅を出て2分。またしても見たらすぐ解る場所が聖地に。嬉しいことです。

しかも、その景色の中にいるのが松実姉妹と灼ちゃん。

 

咲-Saki-世界の扉絵はすべて実際にあった瞬間を切り取っていると言われていますが、とするならばこのシーンはいつどんなタイミングでどんなことをしていたのか、それを想像するだけで4週間くらい軽く過ごせます。

 

そして、アオリが

"「Lord~第二章~」、松実玄、覚醒――。"

 

このネタは若い子には伝わらないと思いますが、その昔THE虎舞竜というバンドがあり、その代表曲が全14章あるロードという曲だったんですね。つまり玄さんの活躍はあと12章残っている

 

虎舞竜のロードはRoadですが、LordなのはDragonlordに掛けているのでしょう。

ドラゴンの玄さんに対してチーム虎姫のエースである照と暗に対比させている面白みのあるアオリだなと思いました。

この後、衣から「竜蟠虎踞」という言葉もありました。

そして、最後のアオリは虎をも圧する龍の力――……!!

中国では絶大な力を持った英傑の譬えとしても用いられるのが、竜と虎。この二つの生き物は頻繁に対比で用いられます。

 

しかし、今までは明らかに照の方が自力で勝っていたためそのような表現は全く出てきませんでした。が、ここに来て玄さんが覚醒し真なる力を解放したことにより、虎に並び立ち屠り去る力を持った竜として改めて描かれることとなりました。こんなに嬉しいことはない。

 

半荘で25000点持ちの91200点はちょっとおかしいレベル。私自身、8万点超えはありますが9万超えは未体験です。

しかも、相手はしずあこ宥姉と決して弱くないどころか、仮にも全国1位の白糸台を破った面々です。

普通、ここまで行くまでには誰かがトぶのですが、積み棒を見ると玄さんの所に熊倉さんを彷彿とさせるレベルで大量に置かれており、圧倒的連荘をしたのが解ります。

それは、憧ちゃんが牌を崩して点を仰ぐ気持ちも解ります。

 

ああ、玄さんは、本当に強くなったんだなぁ……(無限の回顧と涙で30分止まる)。

 

前回の記事でドラ送りについて少し考察しましたが、自分が和了する時限定のようですね。

「すべてのドラは玄に集まる」の基本は崩さない範囲の運用ということになりそうです。

 

「相手にドラを送れるかもって思うときって必ずここに戻ってきてくれるっていう確信が一緒だった」

と玄さん。

いつも見送る方だった玄さん、必ず帰って来てくれるという確信は3年間の掃除をしていた時にも抱いていたでしょうか。だからこそ待てた部分もあるかもしれません。

 

とはいえもしかしたら、送ることでドラが帰って来なくなるかもしれない、そのリスクを背負った賭けでもあった訳で。その一世一代の大勝負に玄さんは勝った。高校生の頂点を始めとして、世界を驚かせた、正に震天の闘牌。それはもう、有史以来の大事件といってまったく過言ではありません。すこやん良いこと言った!

 

あの久の想定すら上回り、アレクサンドラ・ヴィンドハイム監督にも欲しいと言わしめた玄さん。

人は予想を超えてくる!

でも、私はこの宇宙で一番、玄さんがこうなることを、この瞬間を信じて信じて祈って祈り続けてきました。

 

辻垣内さんは前回述べた通り疑心暗鬼にならざるを得ないことを自覚しており、それこそが能力の強みです。

今度は西洋竜を後ろに従えたドラゴンロード玄さんに幸あれ……

 

そして、南入しても玄さんの勢いは止まず。

倍満・親ッパネ・役満を和了して-35800点てこの卓の獲得素点は一体どうなっているのかいつかゆっくり考察したいですが……

 

後半戦南入してから、玄さんはさらなる覚醒して飛躍した竜の力を見せ付けてくれます。

全力の意識してのドラ引きによる加速。

それによる、三倍満。

 

跳満・倍満・三倍満・役満を和了して、最早野球のサイクルヒットの如きサイクル満貫を見せてくれる玄さん(今の玄さんにはむしろ普通の満貫を和了するのが一番難しそうですね!)。

 

玄さんは、高火力である代わりに特にこのインハイルールでは赤ドラが足枷となってスピードは速くないというのが唯一にして最大の弱点でした。

何せ、決勝戦では数巡以内に和了する速さの鬼のようなメンツが揃っています。

が、その面子を相手に(南入したので優希は弱体化しているでしょうが)先んずる速度まで身に付けてしまった玄さん、名実共に最強の風格を帯びつつあります。

 

玄さんがあまりにもかわいすぎる143ページで、照が今まで松実さんと呼んでいた所が、ここで初めて「松実玄」と呼び捨てにしています。

荒川憩ちゃんのことも荒川さんと呼んでいましたし、基本的に人に対してさん呼びの照が、明確に玄さんを倒すべき敵と認識した合図でしょう。荒川さんやガイトさんより明確に格上と無意識的に意識していると感じます。

 

真の龍の支配。

吉野山が玄さんに授けた力。

これが、玄さんが纏っていた霧の真価。

咲-Saki-阿知賀編から向こう、ずっとずっとずっとずっと待望んで夢にまで見てきた瞬間がここに成就しています。

 

 

 

嬉しいしかない、自分のこと以上!!

 

この後、玄さんには親番が回ってくる訳ですが、私はそこで更に玄さんが爆発してくれると信じています。

 

 

ところで、咲-Saki-では、長野県決勝であったり慕ちゃんであったり、ここぞという曲で古役を用いた麻雀好きならニヤリとしてしまう演出がされることがあります。

私は、もしかしたらこの後玄さんが古役を和了することもあるかもしないと思っています。

 

その役の名は、「双竜争珠」。

筒子の雀頭、索子と万子の双方で同数位の連続する六数位での二順子(2~7sと二~七萬など)で構成される役で、五翻役です。

この役は、赤ドラがあっても5pがドラであればそれらを無理なく使って玄さんが和了できる形です。

 

他にも竜の名を関する古役としては十三龍門という、天和/地和/人和で国士無双を和了するという五倍役満が存在しますが、赤ドラありルールだと玄さんには少しむずかしいかもしれません。

 

咲-Saki-のセオリーとしても、一回最下位まで行ってもう無理かと思われた高校が大逆転して1位に浮上することはままあります。

この後、玄さんは一位になると宇宙が誕生する前の存在だった頃から信じています。

阿知賀女子は一位で先鋒戦を終える。

玄さんなら、私が世界一愛する子ならそれを成し遂げて帰ってきて微笑んでくれると信じています。

応援することしかできない身ですが、できることをして彼女の今までを、すべてを賭した闘いを見守ります。

 

 

 

とりあえず、役満直撃と三倍満和了記念に祝賀会を帝国ホテルで挙げて来ました。

 

 

 

嗚呼、そのディスプレイに玄さんを感じる……