上記記事で書いた通り、今回の153局は第一種警戒態勢をも超える超特別種警戒態勢が発令中。
前号を読んだ後、躊躇なく帝国ホテルのデラックスツインを予約。
年末での混雑が予想されましたが、まだ何とか余裕がありました。

仕事のため到着は0時を回ってしまいましたが……

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駅を出て地上に出た瞬間が、阿知賀編2巻208Pの1コマ目。
これはもはや運命。
奇跡も、運命も、全てが私を呼んでいる……


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そして、手中にはヤングガンガンを3冊手に収めて。
ただいま帝国ホテル。

http://togetter.com/li/865043
宥姉お誕生日会以来、4ヶ月ぶりとなります。

毎回、違う部屋を指定して阿知賀の部屋を特定に掛かっており、その作業は「帝国ホテルガチャ」とも呼ばれていますが……

一人で泊まると1回6万ですが、3人で泊まれば2万で回せるのでまだお手軽ですね。

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今回は1188号室に。
基本的に、部屋番号の指定は承ってはいないのですが、毎回こちらの無理を聞いて下さる帝国ホテルさんにも感謝です。

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夜が明けていくのを徹夜しながら今か今かと待ち侘び、


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白んでいく空に興奮し


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そして見えた景色がこれ!

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そして、原作で描かれた景色がこれ。どうでしょう。



これが3年前に1086号室から撮った写真。



こちらが、1184号室から撮った写真。

ポイントは、手前右の茶色いビルとその奥のビルの高さ・窓の数ですね。
こうして見ると、窓の外の景色は1086号室が完璧だったようにも思えてきます。

つまり、阿知賀編第4局カラーページ1コマ目のこの背景は、実は松実姉妹の部屋から見た景色!
朝、一番早く起きた松実玄さんの視点で見た景色だったのでは、と!!

そして、最初の予約時、3年前のまだ玄さんの誕生日が解っていない部屋に「9月6日は玄の日なので」と泊まりに行って1/6でこの部屋を引いた私。
http://ameblo.jp/toraieisu/entry-11348778627.html
むしろ逆か。
「私が泊まりに行ったからこそ、そこは松実姉妹の部屋だったのだ」、と。

という訳で、上記記事で言及している大三元四暗刻さんのお力添えもあり、結論が導き出せました。
感謝致します!

1086号室が松実姉妹の部屋。

1084号室と1088号室が穏憧・灼晴部屋でどちらがどちらかということですが、これに関しては判ります。
もう一つの「朝だからね」のコマにおいて、1084号室では左側に帝国ホテルの壁がせり出してくるのです(10階と11階が同じ構造であることは確認済み)。
よって、1088号室こそが穏憧部屋。
必然的に、1084号室が晴灼部屋。

Twitterでは早計で違う答を書いてしまいましたが、こちらが最終的な結論です。

来年、阿知賀編5周年を迎える8月12日は、インターハイの時期でもありますので、「6人でこのデラックスツインを3部屋押さえる」という祝賀イベントを開こうと思います。


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玄さんが右手で持っていたカードキーも、この廊下も尊い……

というか、今思うと何で玄さんが穏憧部屋のカードも持ってたのかということなんですが……
一応、部屋に泊まる人数分のカードが渡されるので、
「朝あたしたち起きれなさそうだから、いざという時のために玄が一枚持っておいてよ」
とかそんな感じでしょうか。


朝ごはんは、また17階のインペリアルバイキングサール。

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東京の朝景がすばらです。


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一つ一つの食材も料理も本当にすばらしく、阿知賀女子たちの糧となってすばらな働きをしていると食べて実感できる朝食。

クロワッサンももちもちで、実質玄さん。外せません。

流石にスフレとタルトはなかったのですが……

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最後はバナナと牛乳でシメ。

また食べに来たいです。


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憧ちゃんが買いに来たと思われる1Fの薬局、KOYASU DRAG(やけにいい声を出しそうな名前)では、ちょっとシズっぽい置物が。


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薬局ですが、雑貨もいっぱいあります。
かわいい動物モノも豊富で、この辺は普通に憧ちゃんが好きそう。


そんな、歩いているだけで阿知賀の皆の反応を想像できて楽しい帝国ホテル。
一度は泊まってみる、とまでは行かなくとも、薬局などは普通に入れますので阿知賀好きの方は行ってみては。

という訳で、

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数日の徹夜含む十数連勤の果ての疲れも吹っ飛ぶ、この昂揚全開の瞬間。
KUROウー龍茶とどら焼きを携えて、聖なる浴槽で身を清め、吉祥寺と氷ノ山の方に礼拝をしてから、いざ対峙。

私は、今回のヤンガンを手にした時からいつもと違う波動を感じていました。

その予感は当たったのか?


以下はネタバレになりますので、未読の方はご注意下さいませ。

















































































153局[一閃]。

もう、一ページ一ページを捲るのに心の準備が必要だった訳ですよ。

深呼吸しながら、注意深く、ゆっくりゆっくり慎重に読み進めて行きました。

いきなりの野依プロ久々の登場に喜びつつ。


結局、清澄はリーチ棒を出していたこともなく、100点差で姫松に勝利!
本当に薄氷を踏むような勝利です。

しっかり、ネリーはそこを煽ってくる始末。

1試合に1~2回は大きい和了をしてくる、ということは今回の三連続は割とイレギュラーだったということでしょうか。


そして、とんでもないことを言い出しました。

「昔の世界上位には相手の腕をマヒさせるとかそんなヒドいのがいた」

ええええ(笑)
ロン(物理)は実在した!

というか、これニーマンとかその辺の人が正に当てはまるのではないでしょうか。
「傷魔法」という名前から連想される能力としても相応しい気がします。
ナナさんの記憶が消されているのも、普通に能力によるものである可能性が高まる論拠になる一言でした。
肉体的に作用してしまう力、反則的過ぎるでしょう。

しかも、戒能プロも同様のソロモンの72の悪魔を持っているっぽいので、今後ますます活躍するかもしれませんね。
能力を禁止するルールとか作らないとダメですが、例外的すぎるので処理にも困ることでしょうね。
いちいち「相手の腕をマヒさせてはいけない」などと明文化しなくてはならない、咲-Saki-世界のルーラーが大変です。

はやりんが有珠山高校と戦いたくないと言っていた理由も、こうしてようやく明かされました。


そして、世間を騒がせているパウチカムイ!
淫乱を意味する「パウチ」。
人を淫らな気持ちに陥れる神。
立先生、何ですかこれは!!(笑)

爽はいかにしてパウチカムイをも使役するようになったかというストーリーも重要です。

また本が薄くなるな……


と、急激な描写にさすがに笑いをこらえきれず、緊張が一瞬緩んでページをめくった瞬間



一閃。

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いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!?????????

赤土先生ぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!?????????????

阿知賀だぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!???????????????
!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!





1cm捲って、ヤングガンガンを閉じました。

だって、そうでしょう?
今、自分はその帝国ホテルの阿知賀部屋に、ここに来ている訳ですよ。

あの、玄の誕生日を初めて吉野の銅の鳥居の下で読んでいた時に匹敵する興奮ですよ。

参考:「咲-Saki- 全国編」 BD1巻初回特典描き下ろし 阿知賀編スペシャルエピソード 感想&探訪



本当に泊まりに来ているとはいえ、特別種警戒態勢とはいえ、本当に、本当に、夢まぼろしではなく。

そこに、新たなる、阿知賀、が……!

一瞬でテンションは振りきれ、自分の心身のコントロール力は吹き飛びました。


何とか、ページを捲るのにギリギリの制御を取り戻した、その先には



































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ふわぁぁぁぁぁっぁぁあぁっっぁぁあっぁあぁぁぁぁぁっっっぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああアアアアアァァァァァッァッァァァァァァァァァァァァッァアァァッッァァァッ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼あ嗚呼ああああ嗚呼嗚呼嗚呼



松実、

松実、

松実玄さんっ…………!!!!!!

愛っっ……………

これは愛の奇跡…………!!!!!



我が、永遠最愛の人が……そこ(ここ)にいる…………

色んな液体が帝国ホテルの中で噴出しました。

愛は全てを救う。

今回もまた、それを痛感したのでした。


来なかったら、また一生後悔に苛まれる所でした。
わかっとった、何もかんもわかっとった、ヤンガンを手にする前からこの一巡先の運命が視えていた、とはいえ。
決断した自分を自分で褒めてあげたいです。

そして、立先生に無限の感謝を捧げます……
幸せの絶頂です…………


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とりあえず、座席再現。



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玄さんが黒髪で描かれているのがエポックメイキング。
玄さんは黒髪ロングストレートに含めるべきかどうか議論に終止符が打たれましたね。
大和の心と美を体現した超美少女こそが松実玄さんですよ。

憧ちゃんがシズ呼びだったり、恐ろしく強くなっているはずの穏乃と、すこやんをも下した赤土先生相手に憧ちゃんが二本場積んでいたり……語りたいことが多過ぎます。

で、ここの牌を注意深く見ていくと、ドラである白を穏乃が3巡目に切っているんですね。
つまり、まだドラゴンは帰って来ていないことが解ります。

ということは、ドラゴン復活の儀式がきっとこれから大々的に描かれるということ!
それはもう次号かもしれませんし、もしかしたら試合中になるかもしれません。

東一局で、「ドラ娘は準決勝最後にドラを切ったせいか、まだドラが来ないようだな」といった勘違いを起こして油断させるために、東二局とかで帰って来るパターンは大いに考えられますね。
裏をかくためだけに数巡ドラなし相手だけドラあり状態は相当キツいとも思うので。

個人戦や全国の1位2位を始めとする強豪のエースばかりと戦ってきて、誰よりも経験値を積んで成長しているであろう玄さん。
私としては東発の親から新たに覚醒したドラだけでないドラゴンによって全員焼き鳥にしても良いと思うんですけどね。


それにしても、この穏憧玄に赤土さんという、阿知賀の端緒を思わせるメンバーに感慨深くなります。
あの部室に、あのインターミドル決勝の日、この3人が集まって始まった新生阿知賀女子。

丁度泊まる時にですね、3人で泊まるエクストラベッドが用意されるわけなんですが、その位置というのが正に今号で玄さんが座っている所なんですね。

ご丁寧にも、和ちゃんの試合が終わった頃かなと言っていた時の玄さんとは席の位置が変わっている訳ですね。
私の方へ

一緒に泊まったのが、穏乃好きのあああさんと、憧ちゃん好きのHATOさんで二人共帝国ホテル泊は初めてであったことから、快くベッドを譲った結果でもあるのですが……


席順もそうですし、この幸いなる日に、この3人で泊まれたこともなかなかのなかなかな奇跡だったと思います。

朝、だーはらさんがこの景色を撮影しに日比谷にくるんじゃないか、と話してたら

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案の定!
わっかりやすすぎるで(笑) ←人のことはいえない

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撮りに行きますよね。そりゃもう。

だーはらさんに会おうとしたら、既に聖戦に向かわれた後でした。

聖戦→北海道→聖戦→松江という行動を行っている方も居ますし、その行動力がこわいです。


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そこは、言ってみるとあの赤土先生と穏乃のベンチ!
こういう行ってみて初めて解ることがあるのが探訪や巡礼の醍醐味ですね。
単なる背景だと思われるものにすら、一つ一つ意味が込められている。
だからこそ、読み解くのも追いかけるのも面白いしやめられない。


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そしてまた、そこはペニンシュラが見える場所でもあるんですね。
彼女たちを破ったという責任もあるからこそ、阿知賀はその重みも想いも全て背負って飲み込んで、闘う。

優美巧妙なる卓上の姫たちの闘いに、燃えて、滾る。

咲-Saki-シリーズは本当に幸せをくれる作品です。



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穏乃を感じるアングルたち。

怪物の見本市を超えてきた先の、更なる怪物の見本市であった咲さんや末原さんや爽を蹂躙したネリー。
そのネリーをも驚かせる、蔵王権現様の力を宿した穏乃。

衣、照、淡、すこやんはいずれもラスボスの風格を持つ存在。
地味に玄さんにも顔に陰がかかっているので、玄さんもこの辺のプレイヤーに並ぶ証左と言えましょう。

ともあれ、誰よりもラスボス然としてきた穏乃。
そして阿知賀。


今ここで、ようやく『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』という作品が描かれた意味が、最大を極限を超えて描かれ始めていく訳です。

震えます。

宇宙の創造以上の奇跡が紡がれていく、154局以降の物語。

どこまで行くのか。

それに伴って、私もどこまで行くのか。

わからない。面白い。面白すぎる。

予想より遥かに早かったですが、訪れてしまったからには全力を賭します。

2月5日以降は、毎回吉野も辞しません。


吉野山、松実館で始めた一年の最後を、このような最高の形で締めくくれることに感謝を禁じえません。
最初も最後も最高の一年でした。

後は、明日また実家に帰って年を越し、ドラゴン復活を吉水神社で祈って新たな年を始めようと思います。