★アタリマエと言う名の奇跡 | ★迷彩服の操体師!いざわっちの憂鬱★

★迷彩服の操体師!いざわっちの憂鬱★

      「何でもいいから、まずやってみる。
             それだけなんだよ。」岡本太郎

かれこれ20数年来お世話になっている女性がいる。

昨夜、何となく話がしたくなり
久しぶりに近況を電話した♪
ここでのこと
自衛官になること
こどもの卒業♪etc.

喜んでくれているように聞こえるのだけれど、
何となく声に何時もの明るさがなく濁った印象を受けながら話していた。

「からだ、調子悪くない?」
口から言葉が出た。
「そうなのさ、実はさ~」
全身のだるさと微熱と関節痛がしばらく続いて、ちょっと前には仕事を休んじゃったらしい。
病院で診てもらったところ
風邪ではないらいしけれど、原因もわからない。
ストレスも後から聞いたら10点満点の7~8位

あ~
そんなときに電話してしまったのねm(_ _)m

この女性は
マッサージ等々をからだが受け付けないタイプ。
他の知り合いにも、こう言った人は意外と多い。
「あのさ~マッサージとかダメって言ってたけど、最近ね…電話で…斯々然々…」

自衛隊を辞めた後の電話で操体法の話はしたことがある。
それを電話でなんて…まさか~
もちろん半信半疑以上、当然である。
論より証拠♪
何でも実際に試してナンボじゃ!!

仰向けで横になってもらった。
膝を立てて左右に倒して比較。
左は窮屈で右が楽で好き。

好きと楽を使って右側に膝倒し。
気持ち良さは余りわからなかったみたいだけれど、特に気にしない。
個人差は当然あるから。
「はい、気持ちよく深呼吸~」

右倒しがより楽になる。

足を伸ばしてもらって
左右交互にかかとを突きだしてもらう。
左が楽。

左のかかと伸ばしをしてもらう。
ちょっときつくなってきたとのことなので
やめてもらう。

再度、膝を立てて左右に倒して最初との比較をしてもらう。

最初よりは
左右差がなくなったらしい。

深呼吸をしてもらって
立ち上がってもらう。
「どう?」
「少し楽になったみたい。」

そこから1、2分話したら
声が明るく澄んできたのが電話越しで伝わってきた。

「今さ声♪変わったんだけど今どう?」
「あ~スゴく楽になってる~からだ楽~♪」

時間差攻撃(笑)
ストレスも下がったらしい。

「びっくりしたさー♪電話来て調子聞かれてさ~(笑)
修行して、そんなこともわかるようになったかと思ったよ」
「残念ながら、そんな能力はない(笑)」
いや、ちょっとあるかも。

修行はしてないけど、
常々、思考と感情の観察だけはしている効果か?

晩ご飯と買い物をして寮に帰ると
玄関にクロネコヤマトのお兄さんが荷物の配達相手を待っていた。
退職して帰る際の荷物の集荷について、
ちょうど聞きたかったので好都合だった。
聞いていると配達相手が来た。

偶然、同じところで働く仲間だった。
数年前、追突され首が後ろに動き難くなって辛いということを聞いていた。
椎間板も損傷して
医者には
「整体なんかでボギッってやったら即死!!だから、首そんな状態だから」って言われてるらしい。
けど、操体するタイミングがずーっと合わなかった。
この日、土曜日は休日出勤。
「ここから辞めていなくなる前に首、何とかしたいね」って休み時間に話していたその矢先♪

ロビーには
背もたれがない長椅子が♪
「やりますか♪今ここで」

OH~♪シンクロニシティとはこの事かぁ♪

5分前よりは確実に動き易くなってる。
肩周りもスゴく楽になったらしい♪

ぼくは勝手にこう思っている。

操体法は
「からだが起こす非暴力の無血革命」

堤防がほんの小さなモグラの坑から決壊する例え話のように

これまでの常識から外れた
新しいタイプの整体院のアイデア♪を自衛隊にいる間に練ろうと思う。(兼業は禁止です)

ジョウシキとかフツウに
モグラの坑を開けるんだ。
そして決壊を…待つ!!

映画「トップガン」の
アイスマンは、こう言った。
「オレの名前はアイスマン。沈着冷静に行動して相手のミスを待つ!!」

悔しいがぼくは
自ら墓穴を掘るタイプだ。

これまで
バカだ!!
出来るわけない!!
無理!!
やり方が悪いんだよ!!
ほら、言わんこっちゃない!!
そんなのだだのボランティアやろ!!
散々
言われたし、
感じたし、
失敗したし、
迷惑かけたし、
どうにもならない挫折感でこの世から消えたいと思った。

          ●| ̄|_

…が…でもさ♪
やっぱり
どうせなら
やりたいことをやっちゃう人生♪
(矢沢永吉の真似)
それが、オマケで
人類に貢献出来そうだったら
尚、面白そう♪
いや♪
絶対面白い。

ぼくの白いエゴっちが
利き耳の右耳でやさし~く囁く♡
「電話で出来るのは、もうわかったからさ~次何する?」

いや、あなた、それ飽きるの早すぎでしょ♪

もう一人の黒いエゴっちが
利き耳ではない左耳でほんのりだけど強い口調で言う!
「人類に貢献とかって、デカイ事言ってるわりには、電話でとか、新しいタイプの整体院アイデア練るとかって、それショボくない?」

…くっ……!!。

ぼくの人生は
次どんなアトラクションを準備中なのだろうか?

命があり
こうして
だらだらゴロゴロ出来ること、
アタリマエと言う
その奇跡に感謝する、
日曜の午前中なのであった。