★暑いですね~
2年前のこの頃、お店の隣のおばちゃんが
美味しいカキ氷を差し入れしてくれました。
~~先日、『肩こり専門になりました』って案内のはがきを出したところ
Sさん(女性)が来院されました。
『だって先生の施術気持ちいいんだも~~~ん 』
以前は腰痛でのご来院でした。
今回は、左のひざが腫れてしまい
いわゆる『水が溜まった』と言われる状態です。
『病院で水を抜いてもらおうか悩んでいるけれど
その前に見てもらいたくて』
伸ばすのにも
曲げるのにもちょっと支障が
『お盆を目前にお嫁さん仕事をするのに支障が出たら嫌でしょ!』
『せんせ!去年もお盆にひざが腫れたのよ~』
『ご先祖様が何か言ってんじゃないですか(笑)』
『え~~~!ガーン』
左のひざは以前にも痛みがあることは聞いていました。
左右を比べると左ひざが確かに腫れています。
ひざ裏にも『ゴロっと』した硬いしこりが
『水ってなんでたまるんですかね~?』
『操体法には、からだを守るために必要があって腫れると考えるんです。ふつうは歪みや症状・痛みってことごとく悪者扱いなんですけどね~』
相変わらずな世の中では『非常識』発言。
簡単にバンザイやら腿上げやら、からだを動かしていただいて、可動域や感覚を共有します。
I(アイ)ポジションに興味がある人はコチラ⇒http://www.rigakusoutai.com/dvd_01/index_a.html
楽楽々を組み合わせたIポジション・・・感覚・変化を共有しやすいのでよく使います。
操体法の七不思議のひとつで
同じようなん形に見えても
その効果の範囲、深さって行う人によって変わるんです!
いつも触れる脛の皮膚に触れた途端!手と視線がなんとな~くひざ下に向かいました。
『Sさん、脛とここ(膝下)どっちがいい感じがしますか~?』
心地いのいいほうに皮膚をずらしながら膝下の脛のほね2本に
赤ちゃんのほっぺを指で押すようにほんわかと圧をかけます。
『今の方で~す
『踏んでる足にさっきは力が入らなかったんですけど、もっと踏みたくなってきました』
『どうぞどうぞからだの感覚のまま動いていいんですよ』
Sさんのすごいところはこの感覚の鋭さです
足首の関節が圧を要求しているように感じたので
踏むのと同時にこちらからもわずか~に圧をサポート。
『これどうですか?』
『グッド!』
『足にす~っと何かが流れている感じがします』
前方から見たひざの腫れが最初と比べると格段に引きました
動きを確認していただくと、曲げにくかった左の足首が楽~に動くようなり、
からだ全体も楽になったようです!
Sさんが以前来院された後の話をしてくれました。
実家のお手伝いに行くときも様々な『からだの痛み予防』の準備をしていったのだそうです。
実家では便秘になっていたところ、
アドバイスをさせていただいた腸のリラックス法を試すことで
便秘が解消したこと等々ニコニコ
わたしが一番うれしいな~と思ったのは
以前は『痛みと感情』がごっちゃでした。
『いだだだだ~』とそれに対する『不安や怒り』などの感情が同時でした。
お話を聴いていると
今は痛みという刺激と感情の反応の間に
しっかりと「空間」が存在しています。
その空間で痛みに対する反応を自由に選択しているようです。
『7つの習慣』にも
『刺激』と『反応』の間には『選択の自由』があるって書いています。
実は私が操体師になり、
『健康って何だ?』を考え、実践する中で身に付けたのがこれです。
わたしのからだにも当然、自覚できる
幼稚園のリレーでのお約束転倒で『痛めた肩関節』や
左の鎖骨の外側がゆるく上に出ているなどの『歪み』
肩こり・背中の痛みの数々や
普段自覚できないけれども
触れられるとすごく凝ってますね~って言われる『肩周り・背中まわり』
以前には病気と言われた様々な症状
なんかがたくさんあります。
世の中ではこれらは『悪者!』なんですが
わたしにとっては
からだが一生懸命頑張って支えてくれている
健気な姿なんです。
そう想えると大切な自分のからだにこれ以上負担がかからないように
より良くからだとココロが仲直り(調和)できるように
『想い』や『食べ物』、『行動』なんかを選択していくのは
やっぱり自分の意志・責任なんですね
その基準になるのが『体感覚』
『歪み』・『痛み』や『症状』は決して悪者ではないんです。
「『歪み』・『痛み』や『症状』悪者扱いすんなよ!」
日々の心の叫びです。
Sさんにはからだの感覚に意識を向ける時間を持つことで
自然と食生活や行動・想いが変化しますよってお話させていただきました。
だってね~すごい体感覚を持っていますから、活かさない手はないですよね。
しかもこの体感覚も初めはわからなくてもどんどん磨かれてくるものなんです。
うちの操体法での施術では
まずからだが先にこうして
『応え』や『答え』であったり『可能性』を見せてくれます。
テストの答えを先に見せてから
答えに向かうには問題をどうやって解けばいいのかを探します。
問題があって答えがないわけではないのですよ。
簡単ですよね!答えが既にあるんですから。
その答えを導き出したり
答えのある問題と
その途中の方法をサポートするのが操体師の役目だとも思っています。
その答えってなに?
『意味わかんない~~』って思う方は
『百聞は一感にしかず!』って諺にもあるので・・・えっ?なんか違うって?
一度体感されることをおススメします!~~~
「肩こり専門」って書いたのにね~(笑)
2年前の話でした。