「エッセイ紙芝居」
というジャンルを描きたい!と
かれこれ10年前から言っているが
先日ようやく
産み出すことができた。
そもそも、エッセイ紙芝居なんていう
ジャンルは存在しないので
わたしが命名しただけなのだが
さくらももこ先生の
「ちびまる子ちゃん」が
「エッセイ漫画」なら
その紙芝居があってもいいんじゃないかと
常々思っていたのであった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230219/14/tora3843/f7/81/j/o1037060415245145364.jpg?caw=800)
「ギリ×2昭和生まれ ユウちゃん」
というタイトルで
(長いので「ユウちゃん」でよい)
紙芝居に精通している人だったらわかると思うが
表紙が、街頭紙芝居テイスト
になっている。
街頭紙芝居(がいとうかみしばい)
の解説を少しさせていただくと
これは
昭和初期から、街頭で
自転車と共にやってきた
いわゆる「紙芝居屋さん」が使っていた
紙芝居のことで
現在、図書館などでみかける「印刷紙芝居」と違って、一枚一枚肉筆で、裏側には台本はなく
「説明書き」が書いてある程度。
なので、紙芝居屋さんは絵を見ながら
それを「説明する」形をとっていた。
……つまり
街頭紙芝居テイストで書くということは
台本が無いのだ。
構成は基本的に
「セリフ」、あとは状況説明のみ。
だからテンポも早く
展開が目まぐるしい
そしてなにより、オチは適当でよいので
エッセイにはピッタリというわけだ。
アメブロには
1分だけ動画が貼れるらしいので
少しだけ見ていただくとこんな感じ。
↓
↓
↓
(2時間で作ったのでまだ縁取りがされていない出来立てホヤホヤの…というか、まだ未完成の紙芝居)
エッセイ紙芝居にするネタは
くさるほどある。
とりあえず、今回は「テスト」なので
ランドセルを弟と交換こして
家でこっそり背負っていた話を作った。
月に一度、
葛飾区金町にある
「こころみ亭」という小屋で
手作り紙芝居会をやっている。
そこで作ったものだ。
暗く、悲しいテーマにしたくなくて
こうやって街頭紙芝居風にしたのに
見終わったお客様(手作り紙芝居仲間)を
悲しい気持ちにさせてしまった。
「こどもの時に、こんなつらい思いをしたんですね…」と。
なんか、ごめんなさい。
アドバイスをいただいたので
最後はこの上なくハッピーな絵に描きなおそうと思う。
最近、色々やりたいことが明確化され
それを実現できる機会が増えてきた。
捨てるものが無くなったからかもしれない。
とら