2月。
 
立春を迎えた日、
youtubeをアップいたしました。
 
 

 

 

 

大好きな、新美南吉さんの

初期の童話です。

 

「張紅倫」(ちょうこうりん)

 

という日本人と中国人の交流を書いたものです。

 

 

南吉さんは

誰もが知ってる「ごんぎつね」を18歳で書いていますが

 

これは16歳の作品です。

 

 

 

 

 

 

色々、考えることが多い季節

それが2月です。

 

 

 

節分の

 

「鬼は本当にみな、悪いやつなのだろうか?」

 

 

から始まり

 

 

3月10日 東京大空襲や

3月11日 東日本大震災

4月18日 日本初空襲(荒川区尾久の初空襲)

 

など

 
この時期の紙芝居の依頼も
 
あまり、心がワクワクするような内容のものではないのです。
 
 
戦争、災害、人との別れ…
 
 
 
 
 
もちろん、そんな話ばかりやっているわけではありませんが・・・
 
 
私も無意識に
 
 
そんな紙芝居をセレクトしてしまっているのかもしれません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・そんな私が
 
 
 
 
生まれて初めて・・・
 
 
 
 
 
アンパンマンの紙芝居をやりました!
 
 
 
 
 
 
昨日、1歳~2歳までの小さなお客様へ
紙芝居をさせていただいたのです!!!
 
 
 
色々持ってゆきましたが
 
アンパンマン(フレーベル館 出版)が
 
画面に現れるや否や
 
お客様が総立ちになられ
 
こちらに よちよち 向かっておいでになられたのでございます。
 
 
 

 

 

(写真は、アンパンマンが終演し、「オオカミと七匹の子ヤギ」
こちらも感動冷めやらん状態で興奮し、総立ちのお客様がた)
 
 
 
 
アンパンマンの、人気っぷりを、まざまざと思い知らされた昨日でありました。
 
 
 
 
 
 
 
・・・ここからは、私の独り言ですが
 
 
 
 
 
人間と言うのは
 
どれだけどん底に落ちたとしても
 
再び立ち上がれる逞しい生き物なのだなと感じました。
 
 
 
 
 
2017年からわずか一年ではありますが
 
日記をつけていた時期がありました。
 
 
結婚して翌年
 
医者から「あなたの卵子はもう残り僅かな状態です。
もし子供が欲しかったら、すぐに不妊治療をしなさい」
 
 
と宣告され
 
悩み苦しんだ挙句
 
パートナーと相談して
不妊治療を始めたとき
 
わたしは、よく例えられる
 
「出口の見えない 真っ暗なトンネル」
 
に入り込んでしまいました。
 
 
 
死にたいくらい、毎日が苦しかった。
 
 
 
 
 
この時は、お腹の大きなお母さんは勿論のこと
 
赤ちゃんも見られないくらい
 
辛く絶望的で
自分でもはっきり感じる
 
鬱状態でした。
 
 
 
 
紙芝居は、子どものいる現場はすべて断っていました。
 
 
お客様の中に、乳幼児さんがいたり
お腹の大きなお母さんや
妊婦さんだとわかるキーホルダーなんかが
鞄にぶら下げられているのを見ると
 
帰りの電車で
人目もはばからず泣いたり
 
帰宅して布団を頭からかぶって
声を枯らして泣いているという
 
そんな、状態でした。
 
 
 
 
不妊治療は一年で断念しました。
 
 
これ以上やると、精神が持たないと思いました。
 
 
そのまま、数年が経って
 
 
 
今回、母から
 
 
「赤ちゃん向けに、紙芝居をお願いしたいっていうお友達がいるの」
 
と話があり
 
 
 
 
スッと、憑き物が落ちたみたいに
 
 
 
「いいよ!赤ちゃんかぁ!何やろう!楽しみ!」
 
 
 
って言えるように、なってたんです。
 
 
 
 
 
 
 
 
自分でもびっくりするくらい
 
 
 
明るく楽しい気持ちで
 
この日を迎えられました。
 
 
そして、どんなことをやったら
赤ちゃんやママは喜んでくれるかな?って
 
 
たくさんたくさん考えることができたんです。
 
 
 
 
 
 
 
だから、人間て
 
 
どんな状態でも
 
 
年月が経てば
 
 
また、立ち上がれるんだなって思いました。
 
 
 
 
 
 
ステキな機会をくださった
 
谷中の子育て支援センターの皆さま
 
 
 
 
 
本当にありがとうございました!
 
 
 
 
 
そして、紙芝居にご参加くださった
 
 
お母さんと、赤ちゃん
 
 
本当にありがとうございました!ほんわか愛飛び出すハート
 
 
 
 
こうして、わたしも
成長してゆくのです。
 
 
 
 
 
 
 
とら