木下 かなえです。本日もお越し頂き、ありがとうございます
最近、インナーチャイルドのお話が続いていますが
そもそもインナーチャイルドって何か
分かりますか？
インナーチャイルドとは
今まで生きてきた上でついてしまった
あなたの心の傷なのです。
私たちがこの世に誕生してきた時は
綺麗な、無傷の心を持って生まれてきます。
とても綺麗な、ピカピカの球体を持って
誕生するのです。
私は、愛される為に生まれてきた。
私はそういう存在なんだ！
と、何も疑っていない状態です。
1番あなたを愛してくれる存在は「親」です。
あなたはそれを知っています。
でも成長していくにつれ、あなたが求める愛情を
親から全て与えられるとは限らなくなってきます。
親にも色々事情はあります。
全部あなたの望むことを与えるのには
限界があります。
それに「躾」の意味もこめて
あなたを突き放すこともあるでしょう。
でも子供のあなたは
「私の事を大事にしてくれない！」
「もう愛してくれないんだ！」
と、物凄い絶望感を味わうでしょう。
こうやって、綺麗だった球体が
どんどん傷付いていくのです。
でもね、この傷を付けているのは親ではなく
あなた自身なのです。
大人の「今」のあなたなら
少しは親の立場も分かることでしょう。
仕事をしながら、家事をこなしながらの育児は
本当に大変だと思います。
子供のわがままに付き合いきれない事も
あるでしょう。
イライラして冷たくなってしまうことも
もしかしたら、手が上ることも
あるかもしれません。
でも、それでも「愛」は根底に必ずあります。
色々な、子供に伝わりにくい「愛」の形かもしれませんが
間違いなく親は子供を愛しています。
(今回のお話では育児放棄だとか
極度な虐待だとかの状態は除かせて頂きます)
でも、子供のあなたは大人の事情なんて知りません。
親から愛してもらえるか、が全てです。
子供だから仕方ないのですが
子供の愛って「依存的」なのです。
親から愛情を注いでもらって
ようやく満たされるのです。
でも、先程申し上げたように
全ての愛情を満たすことは不可能です。
大人なら「それは仕方ないこと」と思えますが
子供はそんな風に割り切れません。
私は愛されるべき存在なのに
本当は愛されていない･･･
と思い込んでしまうのです。
その出来事が印象深かったり
ショッキングな出来事だと
綺麗な球体にえぐれたような傷が出来てしまいます。
これがインナーチャイルドの正体です。
全ては「愛されていない」と言う思い込みから
私は良い子でいなきゃ愛されない。とか
我慢しなきゃ嫌われる。とか
甘えてはいけない。とか
私が悪い子だから、親は私が嫌いなんだ。とか
どんどん、悪い思い込みを抱えてしまいます。
本当は「親」の愛は偉大で尽きることが無いのに
勝手にあなたが、見切りを付けてしまうのです。
やがて、あなたが大人になるにつれて
「それは仕方ないこと」と割り切れるようになっても
えぐれた傷はそのままです。
心の奥底では
良い子にしなきゃ愛されない。とか
私は愛される価値のない人間だ。と
思い込んでいるので、常に不安感を持っており
愛情が欠乏している状態になります。
親からもらえなかった(と思い込んでいる）
愛情をパートナーから補おうとします。
そうなると、依存的になるし
自分を押し殺してでも、相手に気に入られようと
したりします。
悲しい恋愛の始まりです･･･
この負のスパイラルから脱出できる方法は
一つだけ。
えぐれた傷を癒して、また綺麗な球体に
戻すのです。
その作業が出来るのはあなただけです。
思い込みを取り外して
あなたは何をしなくても愛されるべき存在なのだと
再認識するのです。
この世に生まれてきた時と同じ状態に
戻すのです。
「愛されていない」にフォーカスするのではなく
「愛されている」にフォーカスするのです。
この球体はあなたの「魂」です。
自分の思い込みで、自分の「魂」を傷付けるのは
もうやめましょう。
あなたの周りは愛に満ち溢れている世界なのです。
自分で自分を傷つける事をやめると
いかに自分が愛されていたのかを感じることが出来ますよ。
本日もご覧頂き ありがとございました
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