私のアレルギーの話の続きです



 大学卒業後
フリーター生活(しながら保育士資格取得)を経て
正規で保育園で働き出した2年目のことでした


保育園の3月4月は
学年の入れ替わり、人事異動があり
幼稚園や学校と違って春休みはないので
通常業務をこなしながら
前年度事務処理やら新年度準備をしなければなりません
本当に忙しく、土日の自主出勤は当たり前でした


そして私は2歳児クラスの担任になり
とてもとてもとても大変でしたが
4月の終わり頃、少しずつ落ち着いてきたので、みんな順番に有給を取ろう!と先輩が言ってくれました


当時私は若かったので
天気の良い休みにゆっくりするなんてできず
1人で渋谷まで歩いてみよう〜✨と散歩計画を立てました

いつものように朝グレープフルーツと、のりとかごはんとか適当に食べて午前中に出発



気持ちの良いお天気の中
一駅くらい歩いたところで
何かが『ぱちんっ』と弾けた感じがしました




そして




なんだか急に呼吸が苦しくなってきたのです


ゼーゼーする…




目もかゆい…
なんだかみるみるうちに目がゼリー状に
ぶよぶよの膜が張ったみたいになりました



どうしよう…
それでも少し歩いていたら
腕にじんましんがたくさんできていることに気が付きました




花粉症はあって、耳鼻科でもらっていたアレルギーの薬(確か抗ヒスタミン剤)を持ち歩いていたので
少し座ってとりあえずそれを飲みました


休んでいたのですが
やはり苦しくて…

ゼーゼー言いながら少し歩き始めて
内科という看板が見えたので
飛び込みで入りました




しかしなんと…

その時、時間は12時2分くらい

待合室で待っている患者さんも2人くらいいたのですが


『もう午前の受付は終了しました』



え…??


『こういう状況で、今まさに苦しいんですが
待つので見てもらえませんか』
とお願いすると


『午後は3時からなのでその時間に来てください』
と一蹴…



私はその時の衝撃を一生忘れません
確かに時間は過ぎてましたが… 
苦しかったのに…



怒る気力もなく出ていき
途方に暮れていましたが
薬が効いてきたのか?
だんだん症状が収まってきました



結局渋谷まではたどり着けず
電車で帰りました…🙄






後日
かかりつけの皮膚科アレルギー科の先生に
こんなことがあったんですと相談したら



『それはね、アナフィラキシーだよ!
救急車呼ばなきゃだめだよ!!』 



と…


アナフィラキシーという言葉は知っていたけど
これがアナフィラキシーだったの!?
救急車呼ぶレベル!?
つらいながらも全然歩けちゃってたけど!!


『病院寄ったけど見てくれなかったんですよー!!』と愚痴ったら優しく聞いてくださいました



エピペンという注射の薬を持ち歩いたほうがいいかも、とアドバイスをいただきましたが
とりあえず原因が全く分からないので

大きな大学病院のアレルギー科の先生を紹介していただき、調べに行きました




その日食べたものたちを持参するように言われ、グレープフルーツとかのりとかご飯とか持っていきました笑
手荒れがありゴム手袋をして洗い物をしたので、ラテックスアレルギーの可能性もあるかなと話して

腕の内側に何箇所か傷をつけて
その上に花粉のエキスや食べたものを直接置いてしばらく待って

どのくらい腫れたかでアレルギーの重さを直接調べる
プリックテストというものをやってもらいました




結果…


食べ物は特に大きな反応なく
花粉はやはりシラカバが群を抜いて腫れてました




でも歩いてたところにシラカバが生えてたわけでもないし
結局原因は分からず…



その時の体調や
運動から誘発されることもあるらしく
なんともハッキリしないまま検査は終わりました





その後特に症状が出ることもなかったので
エピペンもなくていいかなーという感じで

今に至ります