吃音のある兄くん
1年生の時に担任の先生に相談してみたら
通級指導教室(言葉の教室)を教えていただき
1月から通うことになりました
自校にはないので
隣の小学校まで付き添いで行くことに
優しい女性のベテラン先生が担当となり
最初は月に2回、隔週で通い始めました
放課後だったのですが
弟くんを一緒に連れて行くのが大変で
弟くんを一時預かりにお願いするきっかけにもなりました
私は常に同室で先生と兄くんのやりとりを見ていました
先生と学校の話をしたり
最近あったことを話したり
カードゲームやボードゲームをしたり
クリスマス会に参加したこともありました
兄くんの話すことを
一字一句記録に書き留めながら
『そうなんだ〜!!』
『えーすごいね〜!!』
『それはどういうことなの?』
『なるほど〜おもしろいね〜!!』
と、優しく聞いてくださる先生
どんなことも、どんなにつまっても、ゆっくり話を聞いてくださいました
通級を卒業するタイミングは人それぞれで
半年くらいで終わる人もいれば
小学校卒業まで通い続ける人もいるとか
正直、通うことで吃音に何かものすごーく良い影響があるわけではなかったし
目に見える結果が出るわけではなかったので
私は、これ通う意味あるのかなー?めんどくさいし早くやめたいなとすら思っていました
でも兄くんに『いつまでやる?そろそろやめたら?』といつ言っても
『うーん、あと少しだけ通おうかな』と
習い事大嫌いな兄くんが、やめたいとは絶対言わなかったのです
先生も、かなり前から卒業を打診してきたのですが
兄くんの気持ちを汲んでくださり、本人が納得するのを待ちました
ただ、頻度を少しずつ減らし
今は月1になっていました
思うに
兄くんにとっては先生とお話することや
お話を聞いてもらえることで
ものすごく自己肯定感爆上がりだったんだろうな
言葉のこともそうだけど
なんというか安心できるカウンセラーというか
それで
今後うまく話せない時も
『あせらずゆっくり話してみる』
『呼吸に乗せて優しく話してみる』
という先生の教えを胸に自分で対応できるようになってきたみたいだし
友達にからかわれたりしても
『こういう話し方なんだ』と理解してもらったり
困ったら先生に相談したりするなど
それも自分で対応できるようになってきたので
先生的には、もう大丈夫と思ったみたいで
兄にも言い聞かせ
ついに卒業となりました!!!
治す方法ではなく
負けない強い気持ちを
先生のあたたかさで育てていただいていたんだなと今は強く思います
私も先生大好きだったので
私の方が寂しかったりして…
ほんと泣きそうでした
今後は通級は卒業するけれど
教育相談という形で
またいつでも話しに来てね
と言ってくださったので
進級した頃にでもお話しに伺おうかと思っています
言語通級は中学にはなく
小学校卒業したら、療育センターか医療機関と繋がると良いと教えていただきました
まだまだつまってしまったり、うまく話せなかったりしますが
きっと大丈夫なんじゃないかなって
それはもちろん周りのお友達や先生に恵まれてるからだけど
今後も乗り越えていけるようにサポートしていきたいと思います