離乳食といえば…
前『人見知り』の記事でもちらっと触れた
保育士1年目の話をします
私が今の保育園に勤めた1年目は0歳クラスの担任で
私は
H(4月生まれ)
M(6月生まれ)
K(6月生まれ)
3人の担当でした
やはり小さいうちは1対1の関係がまずとても大切なので
基本的に
食事、排泄、着脱など
生活の部分はすべて同じ人がみます
遊びはみんな一緒だったけどね
でも最初4月は
区の新人研修やら
都の新人研修やら
な-んかいっぱいあって
全然保育に入れなくて
だからHもまったくなついてくれなくて
お昼寝で寝かそうにもギャン泣きされてたなぁ~
Mも自由奔放でなかなか激しい子で(笑)
唯一Kは
とても穏やかでいつもニコニコしていて
1人遊びも上手で
かなり癒しの存在でした
ただ…
K
食事だけは全く食べてくれなくて
スプーンであげようとしても
目をつぶって見ようともしてくれないし
口も真一文字にかたく閉ざしたまま
大泣きの大騒ぎ…
とりあえずなんとかおさゆだけは飲ませたけど…
そんなのが何日か続いてしまい
好き嫌いがあるのか
家でも食べない子なのかなと
連絡ノートを見ると
家では大人並みに食べてて
ママに話しても『ヨーグルト以外嫌いなものないけどなぁ…』
かなり落ち込みました
だいたい赤ちゃんにごはんあげたことなんてなかったし
私のやり方が悪いのかな…
何よりこの小さなKがお腹すかせちゃうのがかわいそうで…
そこでクラスの先生たちと話すと
このK
慣らし保育をしてなかったそうなのです!!!
慣らし保育とは…
文字通り保育園に慣れるため
最初何日か時間を短くしたり
保護者と一緒に過ごしたりすることなんだけど
ママが
K3人目だしあまり不安がなかったみたいで
仕事優先にさせてしまい
慣らしで食事をしなかったんだってさ
だからママにお願いして
1回食事の時間に来てもらって
ママに食べさせてもらったの
そしたら…
Kぱくぱく口を開けて
食べる食べる食べる…
私もおそるおそるママにかわって食べさせてみたら
ママの顔を見てニコニコしながら
私の手からもぱくぱく…
ぺろりと完食
本当に嬉しくて安心して
涙が出ました
その日を境に
嘘のように毎日完食ってか
毎日おかわり
こんなに食べることが大好きなのに頑なに拒み続けて
信頼するママが
『大丈夫だよ』ってサインを送っただけで安心して食べることができた
赤ちゃんって
こんなに小さいのに
いろんなことすごくよくわかっていて
ママのことがほんとに大好きなんだなぁ~って
言葉はなくても
しっかりママとの信頼関係ができてるんだなって
学ばされました
保育園では私がこの子たちのママがわりって思ってがんばれました
さて…
とんとんとはどうかしら
新たな関係性が生まれるかな