今年4月に開校したamazing college（アメージングカレッジ:以下アメカレ）が、6月18日（日）にイベント「JOY LIFE!!」を開催します。イベントのコンセプトは「まごころに出会うアート＆オーガニックフェス」。
SNSでイベントの告知を見た際、これはどのようなイベントなのか？と興味が湧きました。
東松山にボーネルンド来るってすごい…
そこで取材を申し込み、最初に学校内を町山館長に案内頂きました。
校舎は元結婚式場。事前に見ていたネットの写真でイメージしていたよりも、実際はかなり大きく豪華で驚きました。
そしてこちら、私の知っている『学校』仕様にはなっておらず、まんま結婚式場。ウエルカムドリンクが出てきそうなカウンターがあったり、神前式を挙げるため神殿や、別棟にはチャペルもあったり…。唯一学校らしさがあったのは、広い廊下に長いホワイトボードや黒板があった所でしょうか。
一通り校内見学した後に岩﨑千佳校長にお話を伺いました。
そもそもアメカレは、大阪で17年間小学校教育に関わってきた岩﨑校長が、未来を想像し、創造する学校として設立。フリースクール（無認可校）なので、生徒たちは地元の小・中学校に籍を置いて、こちらに通う形になります。
現在1期生は小学1年から中学3年まで14名。皆さん最寄りの東松山駅まで電車で通学しているとのこと。また親御さんも子どもたちと学び続けていく「チーム大人」として運営に携わっているため、日に3人くらいは学校で一緒に過ごしているそう。
入学式や給食、登校時間や下校時間、時間割。通常ならあって当然のものがアメカレにはありません。校長は生徒にどうするか投げかけ、時には投げかけもせず見守り、混沌の中からスクラップ＆ビルドを繰り返し事象が行われていくのです。
例えば給食に関しては、家庭からおにぎりだけ持参。最初の数日は、どうするか話し合っても結果が出ず。空腹に耐えかね、おにぎりだけを食して終わってしまったそう。そこで子どもたちから「最初一週間は給食頼めば良かったね」との声があがったとか。こういうことって今後の人生で必ずや活きる体験ですよね。
トラブルが起こったとしても、それを解決することが目的ではないのです、と語る校長。
子ども達は全細胞で自分の生命の時間を生き、それを表現している。何が正しくて何が悪いか、トラブルの原因は何か。そういった誰かの判断は不要であり、その時の自分の思いをとことん伝えることが重要である。ここでは誰にも何にもコントロールされない自由な状態で、生きることを自分の事としてとらえて過ごしていく。そしてそこから大人は、自分が価値を見出してるものは何なんだろうと、気づかされ学びになる。とおっしゃってました。
生徒たちはアメカレを学校とは呼ばずにファミリーと呼ぶそうです。この2ケ月それだけ仲間意識が強まり熱いアメカレを皆さんもフェスで是非体験してみて下さい。
