今回は「子ども受け」の要素について考えてみたいと思います。
以下の場面を想定してみてください。
- 将棋の場に参加している人数が奇数、あなたが抜け番
- 男子小学生が参加中、その妹 (幼稚園年長) は将棋をしないので手持無沙汰にしている
- あなたはその妹さんの相手をしてあげることにした
こういう場面って、得意・不得意がかなり現れると思います。
私はこういう場面は得意な方なのですが、「何をどうしたらこういう場面が得意になるか」を言語化することは難しいなあ、と感じています。
要素の1つに「子どもから見て得体が知れない状態をなくす」ということがあると思います。行動原理が理解できる、と言い換えてもいいかも知れません。(行動が予想できる、という意味ではありません。)
「ああ、この人はこういうことに反応するのだなあ」という理解です。…いや、この説明もあまり精確ではない気がします。
では、前出の場面があまり得意ではない人に、「子どもから見て得体が知れない状態をなくす」ように助言したとします。そうすると、前出の場面が得意になるでしょうか。
多分、すぐには得意にならないのではないかと思います。
こちらの行動原理 (≒関心の範囲) を把握してもらうには間投詞がかなり役立つように思います。また、私の発話を子どもに理解してもらうにはできるだけ統語構造を単純にすることが望ましく、その表現技法として CSS の音声 property が参考になるように思います。(演劇をやっている人はこういうことが得意な気がします。)
…と書いてみたものの、これで前出の場面のコツが充分に書き表せたかというと、まだまだ書き表せていない気がします。
前出の場面のコツを対局に持ち込むと、対局中の私のしゃべりになります。本当は将棋は静かに対局すべきものだと思いますが、対局中の私の思考を対局相手 (子どもの入門者) に知ってもらいたくて、私はよくしゃべります。
私の思考を知ってもらうだけではなくて、子どもの思考の焦点を誘導することもあります。