私が目指している将棋って、誰も将棋教室に通っていない学級 (小学校低学年~中学年くらい) で将棋が流行った場合の級友なんです。

私が小学生の時、学級内で将棋が流行したことがありました。私の息子の時もありました。

そういう時って、自分に棋力が近い仲間が豊富にいるので、将棋がとても楽しいのです。何か新しいことを発見したら実際の対局で試してみたり、相手の大駒を取って喜んだり。

でも、自分が将棋に興味を持ち始めたときに周囲で将棋が流行していないと、近い棋力の対局相手がなかなかいなくてあまり楽しくないものです。


なので、私の支部に入門者~初心者の子が来てくれた場合、私は上記のような級友を再現することを目指しています (最後は負けてあげますが、それまでは「ちょうどいい手応えの級友」の棋力を演じます)。

そうするとですね、子どもが私のことを「ちょうどよい対局相手」として認識してくれるのはよいのですが、私のことを「お手本」として認識してしまうとよくないのです。

なので、私はいつも「支部で一番弱いです」と自己紹介しています。子ども達に「コイツは弱い、お手本にならない」と認識してもらうためです。

そして同時に、お手本となる強い大人も同じ場にいることが望ましいです。そうすると「強くなりたいなら〇〇さんに教えてもらって」と言えるためです。


で、「子ども達がどれくらいまで強くなりたいか」という話をします。

私の県は、幸いなことに関西にありますので (関西将棋会館へ行きやすいので)、県の将棋界が小規模でも関西全体で見ればそれなりの仕組みが整っており、それに乗っかっている面があります。

最終的にプロ棋士になりたい、という子がいたら…支部の主な役割は、関西将棋会館道場15級の力をつけさせるところまでかな、と思っています。支部例会は基本的に月1回なので、毎週土日に道場へ入り浸ることができるならその方が上達が速いと思います。

また、県内のプロ棋士に直接教えてもらうのが最も速い上達方法だと認識しています。(別に県外のプロ棋士でもいいのですが、私は1事例しか知らないので、県内と書かせていただきました。)

そうして、小学4~5年生くらいまでに研修会に入り、中学1年生くらいまでに奨励会に入るのが一応の目安かな、という気がしています。


また、プロ棋士は目指さないけどアマチュア大会で上位争いをしたい、という方もいます。

プロ棋士でもアマチュア大会上位者でも、将来そういう方向に進むであろう子どもには、お手本となる指し手が対局相手をするのがいいだろうと考えています (私だとそういう対局相手が務まりません)。


で。

私のように、将来アマチュア上位層にもならないだろうという人には、別にお手本の将棋を見せるのでなくてもいいんじゃないかな、なんてことを考えています。

より正確には、「将来どう頑張ってもアマチュア上位層になれない人」ではなく、「アマチュア上位層になれるほど自分の可処分時間を将棋へ投じるつもりがない人」を想定しています。

大人になってから将棋に興味を持った、というような人です。

続きは次回へ。