表題の件、報道1つ目

名古屋市立小学校の部活動で、指導を委託した業者が研修を受けていない指導員を派遣するなど、ずさんな対応をしていたことが明らかになりました。

報道2つ目

関係者への取材で、保護者からは「部活動の指導に毎回、違う指導員が来る」「音楽の器楽で来た補助の指導員が音楽の指導ができない人で、ただ見ているだけだった」などの情報が寄せられているということです。

名古屋市とこの業者とがどういう契約を結んでいたのか、が気になります。

仮に「指導員は研修を受けた者に限る」というような内容の契約であれば業者が契約違反ですが、そうでなければ保護者の過剰要求になります。

「補助の指導員が音楽の指導ができない人」という声が取り上げられていますが、名古屋市の情報を見る限りでは「補助の指導員」じゃなくて「運営補助者」ですから (運営を補助するのですから) これは保護者の要求が過剰である可能性が高そうです。


まあ、基本的には業者側が契約違反をしている可能性が高そうに見えますが、私は契約金額も気になっています。

名古屋市内には小学校が267校ほどあるようで、それらの小学校で週に4日間 (火曜~金曜) 毎回3時間の部活動を任せる契約だとすると、いくらくらいが妥当なんでしょうね。

「この業者、金をもらっておきながら契約違反をしている」と批判するのが妥当なのか、それとも「市はこれっぽっちの予算しか出していないのに、その範囲内で頑張っている業者を保護者が叩いている」状況なのか、契約金額によって私の見解は変わりそうな気がします。


名古屋市の教育予算も潤沢ではないでしょうし、契約金額が少なくても名古屋市を批判するつもりはありません。ただ単に、業者が一方的に叩かれる記事だったので、それに見合う契約金額だったのかどうか気になりました。