「囲碁の大会方式①」から抜粋。

筆者が子どもの頃に出ていた県内の子ども大会は、独自の大会システムであったと今では記憶しています。囲碁はハンデ戦とノーハンデ戦の2通りの大会があります。上記で記載している県代表選手を決める大会は全てノーハンデ戦です。筆者が子ども大会に出ていたのは30年前以上ですが、その時は4回戦方式のリーグ戦でした。県代表選手を決める場合、今はノーハンデですが、昔は4回戦の内、3回戦目までがハンデ戦という変則的な大会でした。その3回戦目までの成績優秀者4人が県代表選手決定戦に進出する流れでした。最終4回戦のみノーハンデで、勝者が県代表選手2人として選ばれます。

上記は変則的な選出のため、3回戦まで3連勝していたのにも関わらず、最後の県代表選手決定戦で敗れ代表になれなかった等のケースは多くありました。逆に3回戦で1勝2敗の選手が県代表選手決定戦に進出し、勝利し代表になるというケースもありました。

とてつもなく恐ろしい話を読んでしまったように感じます。

県代表を選ぶ将棋大会で平手以外の手合いがあったら大問題になるような気がします。

今では子ども大会の運営に多く携わるようになり、選手にとって何が一番公平な大会方式であるかを毎年考えて運営をしています。負けても勝っても、選手が納得出来る大会方式をこれからも改良・更新して行かなければなりません。

記事を書いた小野さんも、子どもの頃の大会の公平性に疑問をお持ちなのだと思います。

こういう方が大会運営に携わると大会が少しずつ改善されていく気がします。