ものぐさな方のために、MS-Windows 上で PowerShell に貼り付ける1行を紹介しておきます。将棋所, ShogiGUI, BLOSSOM, dlshogi, 水匠, tanuki-, Háo, やねうら王, Kifu for Windows が自動的に導入されます。

  1. 「ターミナル」または「PowerShell」または「Windows PowerShell」を起動
  2. 以下の文を貼り付けて「Enter」を押す
    Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser;irm get.scoop.sh | iex;scoop install git;scoop bucket add extras;scoop bucket add t_shogi https://github.com/topstone/scoop-bucket-t_shogi;scoop install shogidokoro shogigui kifu_for_windows blossom dlshogi suisho tanuki- tanuki-hao yaneuraou cpu-z
  3. 「実行ポリシーの変更」と表示されたら「y」の後に「Enter」を押す (参考画面)
  4. start button (画面左下) →「すべてのアプリ」→「Scoop apps」→「将棋所」(または「ShogiGUI」) を起動
  5. 将棋所の場合「対局」→「エンジン管理」→「追加」(ShogiGUI の場合「ツール」→「エンジン設定」→「追加」)
  6. 「apps」を click し、その中で登録したい engine (の中の current の中の適切な実行 file) を選ぶ

注意点がいくつか。

  • 最初の Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser で Windows の security 設定がちょっと緩くなります。これは Scoop を使うために必須の作業なので、この設定が嫌なら Scoop は利用できません。
  • Windows の利用者名は、通常は半角英数字のみで設定することが慣習となっていますが、この慣習から外れて漢字や仮名を利用者名に用いている場合、今後 Unix 由来のものを Scoop 上で利用する際に不都合が生じることがあります (programming しない方にはほぼ影響ありません)。
  • dlshogi は OnnxRuntime 版しか導入しません。CUDA 対応 GPU 版を使いたい場合はご自身で導入して下さい。(GPU 版は必要な files を download する途中で使用許諾書を手動で承諾する過程が入るため、自動化できません。)
  • 導入後の各種 engines の調整 (設定) は各自で実施して下さい。なお、調整しなくても初期設定のままでそこそこ使える engines も多いです。
  • ご利用の PC によっては、使えない engines があります。これは、ご利用の PC の中の CPU がどの拡張命令まで対応しているか、に左右されます。start button (画面左下) →「すべてのアプリ」→「Scoop apps」→「CPU-Z」を起動して「Instructions」を見ると、ご利用の PC の中の CPU がどの拡張命令まで対応しているかを調べることができます。
  • やねうら王系列の engines は、登録時の標準名称が「yaneuraou…」のようになります。ShogiGUI でしたら登録時に変更して下さい。将棋所の場合は登録名の変更は少々面倒です (説明は割愛します)。