表題の呟き (下記) を見つけて、「女性に将棋の場へ来てもらうために考えるべきことも同じじゃないかな」と思いました。
職場でも女性社員から印象がいい男性社員って、 どう考えても「イケメン」より、常にニコニコしていて不機嫌を他人にぶつけず、職場で下ネタなどは言わずに誰にでも丁寧に接してくれるおじさんだと思う。
下ネタを言わなければそれだけで合格、というわけではなくて、最も大事な部分は恐らく「誰にでも丁寧に接してくれる」だと思います。男性は (私も含めて) どのように接すると女性に丁寧だと感じてもらえるのかあまり分かっていない上に、将棋界は非常に homo social なので (参加者の性別が非常に偏っているので)、女性の感性を無視した方向に走りがちであることは自覚しておく必要があるかと思います。
そういう私も、ちゃんとできているのか、自分でも分かっていません。
以前、将棋の場で複数の男子小学生が「うんこ!」「うんこ!」「漏らす!」みたいに騒いでうるさかったので (実際に誰かが便を漏らしたのではなく、言葉だけではしゃいでいる状態)、場の主導権を一旦私に引き付けて制御しようと思って、以下のような話を始めてしまいました。
そんなに「うんこ漏らす!」と言うものじゃないよ。世の中にはバラムツという魚がいて、この魚を食べたら大人でも子どもでも、どんな人間でも気づかないうちに…
うるさかった男子小学生はしっかり食いついてきてくれました。この、更に過激な情報をぶち込んで場の主導権を奪う方法って、男子小学生相手には結構有効です。その後、「おっと、この話の続きが聞きたかったら将棋が終わってからね」などと場を制御する方向に持っていけば、(私の経験上) 場をそこそこ制御できます。
でも実は、この場には女子小学生もいたのです。女子児童でも低学年の子ならこの手の話題もまあまあ大丈夫だと思うのですが、その女子小学生は確か中学年だったと思います。そろそろ「男子ってどうして汚い話題があんなに好きなんだろう」と感じる年頃じゃないかと思います。
とっさの対応ってものは難しいですね。