これは私見です。

将棋の普及、今まで将棋に興味を持っていなかった子に将棋への興味を持たせることについて「自分がどれだけ適切な普及活動ができているか」を計る指標として、女子小学生からの評価が適しているのではないかと考えます。

男子小学生の間ではどこかの学年で将棋が流行る確率が結構高いと思いますが、女子小学生の間だとそこまででもないかと思います。

ですので、女子小学生 (とその保護者) が「将棋に興味を持ちました」と言って将棋の場に来てくれることはかなり少なくて、「兄弟が将棋の場に来たので、連れてこられました」という事例がかなり多いです。

恐らく母親が「ウチは n 人兄妹 (または姉弟) だけど、息子を将棋の場に連れて行くのに娘を自宅で留守番させても暇だろうから、一緒に連れて行く」と判断しているのでしょう。

そうすると、将棋に興味があるわけではない女子小学生が将棋の場にポツンといて暇を持て余す状況になります。

勝負はここからです。本将棋でもどうぶつしょうぎでもどちらでもいいので道具を持って行って「オジサンと将棋やってみない?」と声を掛けます。(既に暇つぶしの方法を見つけている子なら断ってきますが) 大抵は頷いてくれます。

あとは、相手にバレるほどの明確な悪手は避けつつ、少しずつ形勢を傾けていって、 自玉が詰む形まで持っていき、改めて姿勢を正して「負けました」と言います。(もちろん、相手には「ありがとうございました」と言わせます。)

そして、「また将棋を指したくなったらオジサンに声をかけてね」と言ってその場を離れます。その後、その子から「また将棋やりたい」と声をかけてもらえたら成功です。


marketing の世界に於ける conversion rate の考え方が基本にあります。「将棋の場に来ている、将棋への興味は持っていない」という状態から「将棋の場に来ている、将棋への興味を持っている」状態へどれだけ持っていけるかを考えています。(「将棋への興味を持っていて、将棋の場へ通いたいと思っている」状態は次の段階と考えているので、とりあえず将棋に興味を持ってもらうだけで成功と考えています。)

将棋の場に来ている男子小学生の殆どは、将棋に興味を持っている状態です。将棋の場に連れてこられた女子小学生は将棋に興味を持っていないことが多いので、そういう子の何割に興味を持ってもらえるか、が大切だと考えています。


うーん、最近この blog は女子小学生の話題が多い気がします。将棋普及の marketing という面では女子小学生は大変重要な層だと考えているからこそ女子小学生の話題が増えているのですが、いきなりこの記事だけ読むと怪しい中年男性の blog に見えてしまいそうですね。

ついでに言いますと、若い女性も将棋普及の marketing 面では重要な層だと考えているのですが、こちらは将棋そのものの面白さよりも community の心地よさが大切だろうと推測しているので、今のところ妙案はありません。(いや、案はなくもないのですが、未だ実践したことがありません。成功する自信もあまりないのです。)